防衛医科大学校の学校生活は?1日のスケジュールや入試情報を紹介

防衛省や自衛隊で医師や看護師として働く人材を養成することを目的として設立された防衛医科大学校。戦前の陸軍医学校をルーツに持っていると言われており、学校生活が独特であることでも知られています。当記事では、防衛医科大学校の学校生活や1日のスケジュール、入試情報について紹介します。

防衛医科大学校の学校生活について


防衛医科大学校は、防衛省が管轄する医科大学校で、大学校に入学すると防衛省所属の公務員となります。学費は無料で、給料やボーナスの支給もあるほか、生徒は学生寮で寮生活を行います。戦前の陸軍軍医学校である「軍医養成所」の特徴が色濃く残っていることから、学校生活は他大学とは異なります。まずは、大学の概要や学校生活について詳しく紹介します。

防衛医科大学校とは?

防衛医科大学校は、1973年に「医官(医師である幹部自衛官)となるべき者を養成するとともに、卒業した医官に対して、自衛隊の任務遂行に必要な医学に関する高度な知識・研究能力を修得させるための教育・訓練を行うこと」を目的として、防衛省(当時の防衛庁)に開設されました。以後、1975年に高等看護学院、2014年に看護学科が開設され、「保健師及び看護師である幹部自衛官と技官になるべき者を養成すること」が防衛医科大学校の任務に加わりました。一方、1977年に防衛医科大学校病院が開設され、埼玉県における第3次救急医療機関、特定機能病院、災害拠点病院として地域医療に貢献するとともに、医学科・看護学科学生の教育や医官・看護官等の卒後教育に寄与しています。また1996年に防衛医学研究センターが設立され、防衛医学の最先端を探る総合研究機関として、自衛隊医療に即した質の高い基礎的研究を行っております。

(引用元:学校長挨拶|防衛医科大学校

防衛医科大学校は、医官や看護官となるべき人材を養成する大学校で、実践的な実習教育などにより、防衛医学の最先端を学ぶことができます。

生徒は国家公務員に!給料も支給

他大学との大きな違いは、大学校に入学した生徒の身分が「国家公務員」となる点でしょう。国家公務員として宿舎や制服、毎日の食事が支給され、さらに給料として、月額約11万円を受け取ることができます。

在校中は、毎月所定の学生手当が支給されるほか年2回の期末手当が支給されます。入校の際の入学金及び授業料等は徴収しません。本人の医療費は、防衛省の病院等で受診した場合はすべて国が負担します。学生は、防衛省共済組合の組合員となり、その給付が受けられるほか、各種の福祉制度があります。

(引用元:学生の身分・償還金|防衛医科大学校

生徒全員が寮生活

防衛医科大学校は、基本的には全寮制となっており、2~4人部屋での「相部屋生活」となります。共同生活をとおして協調性が養われ、規則正しい生活習慣を送ることができます。また、学生は指導官の指導の下で、学生長や週番学生といった「学生隊」が編成されます。

学生舎には、机や本棚など、日常生活に必要な備品が用意されており、勉強に専念できる環境となっています。学校行事や部活動が充実していることから、生徒同士の結びつきが強くなるのも、防衛医科大学校ならではと言えるでしょう。

外泊や外出は申請が必要

外出や休日などは事前に申請書を提出する必要があります。外出の場合は、月曜日から木曜日の課業終了後は4年生までにおいて、必要と認められる場合のみ許可され、金曜日、土日祝日などは基本的には外出・外泊の許可がとおりやすいようです。

外泊する場合は、課業終了後から休日の最終日の夕方に行われる点呼までとなっており、1学年の学生は夏季休暇開始まで外泊の許可に制限を設けています。そのほか、春・夏・冬に一定期間の年次休暇が付与される仕組みとなっています。