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子供に薬学部に進学したいと言われたら、まず気になるのは費用のことです。医療系の学部ということは、ほかの理系学部より学費がかかるのでしょうか? 今回の記事では、薬学部の金銭的な負担はどんなものがあるのか、利用できる奨学金はあるのか、なども調べましたので、ぜひ参考になさってください。
学費が高い薬学部。1年間の相場は?
何かと費用がかかる医療系の学部。特に薬剤師の資格が取れる薬学部は6年制。単純に4年制大学の1.5倍の学費が必要となります。相場がどのくらいなのか、入学初年度納入金を例にまとめてみました。
国立の場合
入学金・学費が一律の国立大学。2018年現在、入学金が282,000円、学費が年間で535,800円です。
初年度納入金の目安:817,800円
公立の場合
公立大学は、大学によって費用が異なります。特に入学金は、大学のある自治体(市立なら市内、県立なら県内)に居住しているかどうかで変化します。例として静岡県立大学と、岐阜薬科大学を調べてみました。
大学名 | 入学金(対象自治体内居住の場合) | 入学金(対象自治体外居住の場合) | 授業料 |
---|---|---|---|
静岡県立大学 | 141,000円 | 366,600円 | 535,800円 |
岐阜薬科大学 | 282,000円(岐阜市) | 504,000円 | 535,800円 |
初年度納入金の目安:自治体外居住の場合約90万円以上で、国立大学よりも割高な場合が多い
私立の場合
大学によって大きく異なる私立大学の学費。4年制の薬科学科を除くと、北海道薬科大学、奥羽大学、国際医療福祉大学などの初年度納入金が比較的安く、170万円台。ただし、中央値は200万円台です。城西大学など、260万円を超える大学もあります。
初年度納入金の目安:200万円以上と見積もっておくと進路選択の幅が広がる