さとり世代の特徴とは?ゆとり・さとりとの違いについても解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

【就職編】さとり世代の特徴

「さとり世代」の人々はどんな大人へと成長しているのでしょうか? 今回は「就職編」と「結婚編」の2種類に分けて、「さとり世代」がどんな大人になっているのかをご紹介します。

仕事よりも自分の時間を大切にしたい

「さとり世代」を対象としたアンケートに、三菱UFJ&リサーチコンサルティング株式会社が2018年度の新入社員を対象に行なったアンケート調査があります。この調査の中には「会社に望むもの」という調査項目があります。回答の結果は以下のようになっています。

仕事よりも自分の時間を大切にしたい

(参照元:2018(平成 30)年度 新入社員意識調査アンケート結果|三菱UFJリサーチ&コンサルティング

調査の結果を上記のように経年変化式のグラフにしてみると、「残業がない・休日が増える」という項目を企業に求めている人が増えているということが分かります。

このことから「さとり世代」の人はプライベートの時間が確保できる職場環境を求めて、就職活動を行っている可能性があると言えるでしょう。

「積極性」には自信がない

三菱UFJ&リサーチコンサルティング株式会社による同調査では、「社会人としての自分に自信があるもの・欠けているもの」についても調査しています。回答の結果は以下のようになっています。

「積極性」には自信がない

(参照元:2018(平成 30)年度 新入社員意識調査アンケート結果|三菱UFJリサーチ&コンサルティング

調査の結果、「創造力」や「積極性」には自信がない、との回答が多いことが分かります。「さとり世代」の中には、自ら何かを発信していくことへ苦手意識を持ったまま大人になった人も多いと言えるでしょう。

情報機器の使用に慣れており、頭の回転が速い

「さとり世代」について、野津さんは前掲のインタビューの中で以下のようにも述べています。

「幼少期からパソコンやスマートフォンが当たり前に存在し、トリセツを読まずに操作方法を覚えてきた彼らは、非常にITリテラシーに優れており、頭の回転が早い。加えて情報収集能力に長けていて、仕事をこなす能力も高いと言えます」

(引用元:ゆとり世代・さとり世代の後輩を上手に指導する方法は? ほめ方のプロ、ホメシカ先生が教える「サンドイッチ話法」|はたラボ

現代では、非常に多くの仕事で情報通信機器を使用しています。デジタルネイティブである「さとり世代」は、これらの機器の使用に慣れており、直感的に操作することができるでしょう。機器の高速処理のスピードにも慣れているため、頭の回転が速い可能性があります。