さとり世代の特徴とは?ゆとり・さとりとの違いについても解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

さとり世代の意味・由来とは?

「さとり世代」とはどのような世代のことを指すでしょうか。「さとり」は漢字にすると「悟り」であり、物事の真実に気づいたり、真意を見抜いたりするなどの意味を持っています。

さとり世代の年齢・年代はいつからいつまで?

「さとり世代」は「ゆとり世代」の派生型であるとされています。年齢層も「ゆとり世代」と重なるところがあると言われています。

しかし、その年齢の範囲には明確な定義はありません。「さとり世代」と「ゆとり世代」は同じ年代であるとする人や、「さとり世代」は「ゆとり世代」の次の世代であるとする人などがいます。

「ゆとり世代」とは「ゆとり教育」を受けて育ってきた世代のことを指す言葉です。年齢は、「脱ゆとり教育」までの移行期間を含めると、下は2002年度生まれから、上は1987年度生まれまでを指しています。「さとり世代」が「ゆとり世代」に含まれるとすれば、2018年現在で下は15歳から上は31歳までの人が「さとり世代」であると言えるでしょう。

さとり世代の年齢・年代がいつからいつまでかについては、こちらの記事でも解説しています。

さとり世代の年齢・年代はいつからいつまで?ゆとり世代との違いは?

「さとり世代」が生まれた原因!時代背景とは

「さとり世代」はどうして生まれたのでしょうか。その原因について、時代背景とともにご紹介します。

「さとり世代」が成長してきた時代には、数々の大きな社会現象が起こりました。例えばバブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、東日本大震災など、経済や環境が不安定な時期が何度も訪れました。中には家庭の経済状態が良くない時期があった人もいるかもしれません。

一方でIT化が急激に進んだ時代でもあります。「さとり世代」は生まれながらのデジタルネイティブです。情報通信業の発達による恩恵を受けながら、日々多くの情報を得て大人になっていきます。もっと上の世代の人と比べると、世の中の動きに敏感である可能性があるでしょう。

「さとり世代」は良くも悪くも、常に多くの情報にもまれて育ってきました。どれだけ努力をしても経済が崩壊することがあることを知り、自然の前での人間の無力さを映像とともに学び、SNSの発達によって「いつでも誰かに見られている」ような感覚を幼いころから味わってきたのです。

その中で「世の中にはどうにもできないこともある」という道理を、無意識のうちに理解しているのではないでしょうか。そしてその感覚を表すために「さとり」という言葉が使われている可能性があるでしょう。