防衛大学校の偏差値・倍率・学部・キャンパス情報まとめ

防衛大学校の偏差値・学部・キャンパス情報まとめ

防衛大学校は防衛省が創設し、自衛隊の幹部自衛官を養成することを目的とした大学校です。今回は、防衛大学校の偏差値、学部、入試情報、キャンパス情報や防衛大学校出身の有名人についてご紹介します。入試対策や学費・給料、学生生活も合わせて掲載しています。

防衛大学校の偏差値・倍率・入試難易度は?

防衛大学校の偏差値・倍率は以下の表の通りです。

学部 偏差値 倍率(2019年度・総合選抜)
人文・社会科学専攻 66 9.0倍
理工学専攻 60 4.8倍

将来のリーダー候補を育成するための学校なだけあり、防衛大学校の偏差値・倍率は有名大学と同程度の水準となっており、合格難易度は高いといえます。

また学部で比較すると、文系学部である「人文・社会科学専攻」の方が、理系学部である「理工学専攻」より、偏差値も倍率も高い水準となっています。

参考
過去の採用試験結果 | 入試情報 | 防衛大学校

防衛大学校の学部、学科

防衛大学校の学部・偏差値の情報です。防衛大学校は文系の「人文・社会科学専攻」と理系の「理工学専攻」の2学部で構成されています。学部の下には学科が設置されており、同じ学部でも学科によって勉強する内容が大きく変わってきます。

人文・社会科学専攻

文系の「人文・社会科学専攻」の各学科についてご紹介します。

人間文化学科

近年は海外諸国と防衛交流をする機会も多く、自衛官に異文化コミュニケーション能力が求められる場面が増えてきています。人間文化学科では哲学・心理学・世界史・日本史・地理学・文化人類学・言語文化など、異なる文化・環境・言語で生活している人とも摩擦なく効果的なコミュニケーションができるような素養を身につけます。

公共政策学科

防衛活動は、政治・経済・法律などの領域とも密接な関係にあります。公共政策学科では政治学・経済学・法学などの基礎的学問だけでなく、組織論・社会学・安全保障論・危機管理など、政策形成過程を科学的に分析するための知識も習得します。

国際関係学科

現代社会では、政治や外交、安全保障、経済、文化、人材など、様々な問題が密接に関わり合っています。国際関係学科ではそうした複雑な状況において、日本がどのような立場にいるのかについて理解を深めるため、国際政治学や比較政治、国際政治史、外交史、国際システム、軍備管理、危機管理といった「国際や外交に関する理論・歴史」、国際機構や海洋法などの「国際法」、海外の国・地域にまたがる「地域研究」という3つの柱で国際関係について学びます。

理工学専攻

理系の「理工学専攻」の各学科についてご紹介します。

応用物理学科

既成の技術や特定の専門分野に偏らず、科学技術全般に共通する幅広い基礎知識と、その知識を活かすための論理的思考力や応用力は何事においても重要です。応用物理学科では、自然法則の発見(理学)から技術への応用(工学)まで体系的に学び、自然法則と技術との橋渡しをする方法を学習します。

応用化学科

化学は物質の性質や反応、現象に関する学問です。応用化学科では無機化学、有機化学、物理化学、分析化学などの基礎的な分野と、高分子化学、反応化学、燃料化学、火薬学などの応用分野の両方を学びます。最近では新たに分子生物学やバイオテクノロジーなどの生物化学分野まで学習します。

地球海洋学科

私たちが住む惑星地球について総合的な視野で学習し、地球環境を理解できる人材の育成を目的としています。大気の運動に関する大気科学、航空と天気の関係を理解する航空気象、地球のメカニズムを理解する固体地球科学、宇宙や地球、その他惑星を調査する宇宙惑星リモートセンシング、音波を使って海洋の構造を調査する海洋音響学、海洋の様子を調査する海洋探知情報、海中音波の探知システムを理解する海洋探知システムなど地球や海に関する分野を学習します。

電気電子工学科

電子の性質を利用したエレクトロニクス技術は、さまざまな場面で私たちの生活を支えています。近い将来到来すると言われているユビキタスネットワーク社会においても、エレクトロニクスはその根幹を支える重要な技術です。電気電子工学科ではエレクトロニクスの基礎理論から最先端の応用理論まで学習し、エレクトロニクス技術を応用して21世紀の日本を支える防衛システムの構築できる自衛官の育成を目指しています。

通信工学科

通信技術の発達により、地球上に存在する多くの情報を複数の人々が瞬時に知ったり、送ったりできるようになりました。通信工学科では通信技術の基礎・応用理論や、航空機や船舶に搭載されているレーダーなどの通信装置などについて学習し、現状のデータを分析して状況を正確に把握し、的確な判断・指示ができる自衛官を育成を目指しています。

情報工学科

情報は、さまざまな手段や装置により入手した情報を整理・加工して初めて「使える情報」になります。情報関連分野では、基礎となる数学や目的に応じたアルゴリズム、実装のためのプログラミング、実世界で動かすためのロボットやネットワークなど技術範囲が広範です。情報工学科では最新のコンピュータやさまざまな種類のセンサー、ネットワークを使って、より効率的に情報を活用できる自衛官の育成を目標にしています。

機能材料工学科

私たちが利用する製品や技術の多くは「材料」の特性を利用しています。ある製品を作るときに、その製品を構成する材料を何にするかによって、その製品の性能は大きく変わります。機能材料工学科では、「材質(=材料の特徴ある性質)」について座学と実験の両方から総合的な観点で理解します。また、材料設計、材料創製、材料評価、金属材料、電子材料、機能材料など材料に関する6分野で包括的に教育を行うことによって、最新の応用研究まで実践できる人材の育成を目指しています。

機械工学科

機械工学は「熱力学」「流体力学」「材料力学」「機械力学」の4つの力学が基礎となる学問です。身の回りにある家電製品や、コンピュータを組み込んだインテリジェント機器、自動車などの工業製品、ロケットなどの宇宙システムなど、さまざまなところで機械工学は使われています。機械工学科では前述の4つの力学科目に加え、エレクトロニクス、メカトロニクス、新素材などの応用科目まで体系的に学ぶことで、機械工学に精通した人材の育成を目指します。

機械システム工学科

機械システム工学科では、制御工学、熱力学、流体力学、材料力学、加工技術、船舶・海洋の知識などの基礎知識を学ぶと同時に、設計製図や卒業研究を通じて実践力も養います。最新の情報技術や機械システムに関する理論と応用について教育し、これを統合・体系化できる能力を持った自衛官の育成を目標としています。

航空宇宙工学科

航空宇宙工学では、航空工学の基礎科目と宇宙工学の関連科目について学びます。空気力学、航空原動機学、航空機力学、ヘリコプタ工学、飛行制御、航空機構造力学、宇宙航行、推進工学、航空宇宙工学設計など9つの学問分野に関する知識を統合して、航空機やロケットなどの飛行システムを目的としています。航空宇宙工学科では、将来の航空宇宙技術の発展に貢献できる創造性と柔軟性を持った自衛官の育成を目標としています。

建設環境工学科

建設環境工学は、公共施設の建設や安全で清潔な生活環境を実現するための学問です。その際には、地形や地質、気象、海象などの自然現象を理解し、近くで暮らす人々や地球環境に配慮する必要があります。建設環境工学科では、基礎科目から応用科目まで体系的に学習し、建設環境工学に関する専門知識・技術とプロジェクトを進めるために必要な柔軟な思考能力とのバランスが取れた人材の育成を目標としています。

参考
特色と学科構成|防衛大学校
教育・訓練|防衛大学校
防衛大学校/偏差値|Benesse マナビジョン