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中学校や高校において、論文やレポートを書く機会は少なかったかもしれません。しかし、大学生になると、論文やレポートの作成は単位を取るのに必要不可欠になってくる学部も多いでしょう。
今回はレポート作成において、初心者が取り扱いに困ることの多い、参考文献について基礎的な知識をご説明します。
レポートに必要な参考文献の基礎知識
参考文献が必要な理由とは何か
参考文献とは論文やレポートを執筆する際に文章を引用、もしくは参考にした本や論文をさします。論文やレポートを作成しようとしている人の中には、「参考文献がなくても書けるのではないか」と考えている人もいるでしょう。
そもそも参考文献がなぜ必要かというと、それは自分自身の論文やレポートの信頼性を向上させるものであるからです。
参考文献を書くということは、今までに行われた研究や現在行われている最先端の研究に関する情報を入手した上で、レポートや論文を作成しているという証明になるからです。そして、このような参考文献を、レポートや論文作成の前に考察することで、先人の知恵を踏まえた上で、自分自身の考えを述べることにもつながります。また、参考にした文献を論文やレポートに記載することは、先人の知恵に敬意を払うことにもなるでしょう。
このように、参考文献とは、論文やレポートを作成する上で重要な役割を持つものなのです。
参考文献の活用について注意すべきこと
参考にした文献は全てレポートに記載する
基本的に参考にした文献は全て、レポートに記載する必要があります。参考にしたが、参考文献が多くなりすぎたので、参考文献の数を絞るようなことはしてはいけません。
引用は正しく行う
レポートや論文の中で、他の文献から記載されている内容を引用した場合も参考文献としてレポートに記載する必要があります。
他の文献から文章を引用する場合は引用のルールに従い、剽窃の疑いをかけられないように注意しましょう。
具体的な引用の注意点などは、以下の資料が参考となるでしょう。
参考
信頼性の高い情報を使う
昨今では、昔とは異なり、さまざまな情報をインターネットを通して簡単に入手することが可能となりました。また、昔は難しかった情報発信においても、ブログやSNSなどを通して個人で自由に広く情報を発信することができるようになっており、インターネット上には信憑性の低い情報も氾濫しています。
そのため、レポートや論文作成において参考にする情報は必ず、信憑性の高い情報にするように注意しましょう。例えば、一般人が個人で運営しているブログに掲載されている情報は信憑性が低いといってよいでしょう。
参考文献は参考文献リストにまとめよう
参考にした文献は全てレポートに記載する必要があるとご紹介しました。具体的には、論文やレポートの最後に参考文献リストを作成し、レポートや論文で参考にした文献を最後につけるようにしましょう。
参考文献リスト作成の基本ルール
それでは、ここから参考文献リストを作成するための基礎的なルールをご紹介します。ここでご紹介するのは、あくまで、一般的なルールです。所属する学校や論文を投稿する雑誌によっては違うガイドラインがある場合もあります。事前にガイドラインの有無を確認し、学校や雑誌のガイドラインに準拠してレポートや論文を作成しましょう。
ならび順のルール
参考文献リストを作成するときに、参考にした文献をランダムに並べてはいけません。立教大学によると、主に以下のようなルールに沿って参考文献を並べるといいそうです。
- 日本語文献は、著者の名字の五十音順に並べます。
- 英語文献は、著者の名字(ラストネーム)のアルファベット順に並べます。
- 名字が同じ著者は、日本語文献なら名前の五十音順、英語文献なら名前(ファーストネーム)のアルファベット順に並べます。
- 著者が複数いる場合は、一人目の著者の氏名で順番を判断します(日・英共通)。
- 同じ著者の複数の文献を用いた時は発行年が古いものから先に並べます(日・英共通)。
(引用元:文献表の書き方 | 立教大学)
表記のルール
参考文献リストは表記ルールに沿って作成する必要があります。科学技術振興機構(JST)によると、参考文献は読者が閲覧できるように、十分に正確な文献情報(書誌要素)を示す必要があるそうです。
JSTによると、書誌要素とは具体的には以下の4つをさし、①→②→③→④の順番で記載するそうです。
① 著者に関する書誌要素: 著者名、 編者名 等
② 標題に関する書誌要素: 書名、 誌名、 論文標題 等
③ 出版・物理的特徴に関する書誌要素: 版表示、 出版者、 出版年、巻・ 号・ ページ、 DOI 等
④ 注記的な書誌要素: 媒体表示、 入手方法、 入手日付 等
(引用元:参考文献の役割と書き方 | 科学技術振興機構,p7)
ただし、これを見ても実際にどのように表記をすればいいのか分からないという人もいるでしょう。次の章ではいくつのパターンごとに実際の記載例をご紹介します。