Warning: Undefined variable $beforeIndex in /home/sekaisha/cocoiro.me/public_html/wp-content/themes/cocoirocareer/functions.php on line 1003
心理学とは、心のメカニズムについて科学的に解明していく分野のことをいいますが、そんな心理学について学ぶことができる学部が「心理学部」です。国内の大学で心理学部を設置している大学は複数ありますが、今回は人気大学の心理学部の偏差値や、卒業後の進路について紹介します。
もくじ
【国公立】心理学部の偏差値
まずは、国公立大学で心理学部が設置されている人気大学と、偏差値について紹介します。偏差値は河合塾のデータをもとにしています。
東京大学・教育心理学コース(偏差値67.5)
言わずとしれた東京大学にも、心理学について学べるコースがあります。例えば、東京大学・教育心理学コースでは、心理学の手法で教育における科学的な基礎を探求し、実際に生活でどのように生かしていくことができるのかを研究していきます。人間に関する心理学的理解や、心理学の基本的な研究手法を習得することを目的としており、さまざまな分野で応用・実践することが可能になります。
少人数制で、医療現場の見学なども行っているため、学術的な面だけでなく、実践的に心理学について学ぶことができます。ほかにも「教養学部・統合自然科学科 認知行動科学コース」「文学部 行動文化学科」など、心理学が学べる学部・学科は多数ありますが、2年次までは特定の学部や学科を決めず、最初は「教養学部」で幅広い分野を学び、3年次から社会心理・教育心理・臨床心理の専攻分野を決めることも可能です。気になる偏差値ですが、教育学部・教養学部・文化部の偏差値目安は67.5となっています。
入学してから2年間は考えることができる教養学部は魅力的な学部といえるでしょう。
参考
大阪大学・人間科学部(偏差値65)
大阪大学の人間科学部には、行動学・社会学・教育学・共生学という4つの科目があり、前述した東京大学と似ていますが、まずは1年次に4つの科目を自由に履修し、2年次から専門科目を決めるというユニークな方法で学ぶことができます。基礎心理学・応用認知心理学・社会心理学が行動学科目に、臨床心理学と教育心理学が教育学科目に属しています。
人間に関わるさまざまな側面を理解することで、「人間とは何か」というテーマを深く追求することができます。日本で初めて「人間科学部」が設立された大学で、実践性・学際性・国際性を理念として掲げています。学部の偏差値は65となっています。
参考
北海道大学・人間科学コース(偏差値62.5)
「Boys be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」の言葉で有名な、クラーク博士が初代教頭を務めた大学として知られているのが、北海道大学です。文学部人間科学コースではデータの分析に基づいた人間の構想心理や社会の仕組みについて分析し、実験や調査などの実証的視点から心理学について学ぶことができます。
心理学・社会学・行動科学・社会生態学・地理学などに関連したカリキュラムが組まれており、人間の行動が与える社会への影響など、主に行動心理学と社会心理学について重点的に学ぶことができます。学部の偏差値は62.5となっています。
参考
人間科学コース Human Sciences|北海道大学 大学院文学研究院・大学院文学院・文学部
九州大学・教育心理学系(偏差値60)
九州大学の「教育学部教育心理学系」には、人間行動コースと心理臨床コースの2つのコースがあります。人間行動コースでは、例えば集団生活の中での人の行動心理や心身の構造の変化について学び、社会で実際に起きる問題への対処法を学ぶことができます。一方で、心理臨床コースでは、心に悩みをもつ人や体に障害のある人を理解し、問題解決に導くことができる「心の専門家」の育成を目指しています。
不登校や家庭内暴力、犯罪行動における心理学についても、心理臨床コースで学ぶことができます。将来は社会活動に貢献したいと考えている方にとって魅力的なコースといえるでしょう。同学部の偏差値目安は60となっています。
参考