【私立】心理学部の偏差値
それでは次に、私立大学で心理学について学ぶことができる大学の概要と学科別偏差値について紹介します。
上智大学・心理学科(偏差値65)
帰国子女や留学生など、国際色豊かなキャンパスとして知られている上智大学には、心理学科が設置されています。「心理学といえば上智大学」といわれるほど、心理学を目指す方にとっては有名な大学です。世界的に名の知られている教授陣が揃っていることから、教授目的で入学する生徒も少なくないといいます。総合人間科学部の心理学科では、1年次から基礎心理学と臨床心理学の両方を学ぶことができるため、もともと心理学に興味がある方に人気の学科となっています。気になる偏差値は65と、やや高いレベルとなっています。
参考
心理学科 | 学部・大学院 | 上智大学 Sophia University
立教大学・現代心理学部(偏差値60〜62.5)
心理学といえば、人間の心や人間関係を扱う学問ですが、立教大学の現代心理学部では、心理学科と映像身体学科があり、映像身体学科ではほかの大学では学ぶことができない「身体思考」や「映像思考」など、新しい学問を学ぶことができます。テレビ・映画・コンピューターなどの映像が私達の体に及ぼす影響など、映像と体の関わりを心理学的に検証することで、映像の在り方や体の在り方を見つめなおすことができます。学部の偏差値は60~62.5となっています。
参考
同志社大学・心理学部(偏差値62.5)
京都府の同志社大学の心理学部は、少人数制のきめ細かい授業が特徴です。近年注目されている脳科学と関係が深い「神経・行動心理学」や「臨床・社会心理学」「発達・教育心理学」など、3つの心理学領域について体系的に学ぶことができます。基礎をしっかりと学んだ後は個人の進路に応じてさまざまな授業を履修することができ、基礎と応用を身につけることで社会で活躍できるスキルを習得していきます。心理学に関連するさまざまな分野を学ぶことができる魅力的な学部です。学部の偏差値目安は62.5となっています。
参考
心理学部/心理学研究科 Doshisha University Faculty of Psychology|同志社大学
心理学部卒業後の進路は?
近年はストレス社会といわれており、日本においても「心の病」についての問題が表面化してきています。人に言えない悩みや不安に対して、どのように対処していけばいいのか、心のケアをサポートすることができるのが心理学の領域です。
心理学はさまざまな場面で生かすことができますが、心理学部を卒業した後はカウンセラーやケースワーカーなど、心理分析をメインとする職業に就くケースが多いようです。また、一般企業においては心理学をさまざまな面で応用することができるため、人事、教育、広報などの役職でも生かすことができるでしょう。より高度な心理学の知識を習得し、心理学の専門職として働きたい方は、財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士」を目指すのも選択肢の一つといえます。
参考
心理学を学ぶことで人の心の支えになる
心理学部では、行動における心の動きについて検証したり、逆に心理が行動においてどのように発展するのかを調べたり、人間について深く知ることができます。心理学部が設置されている大学は全国にありますが、今回紹介したように、学部によっては独自のカリキュラムや専攻分野を持っています。人々の心に寄り添いサポートしていきたいという方や、将来は心理学を生かして社会で活躍したいという方は、大学の心理学部で心理学を学んでみてはいかがでしょうか。
参考
臨床心理士になるには?なり方から心理学系のおすすめ大学までご紹介! | Studyplus(スタディプラス)
心理学を学んだ人の仕事や進路とは | PARAFT [パラフト]
東京大学(東大)偏差値の推移【河合塾】 | 東京大学入試情報2020 | 東大塾 | 河合塾