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日本女性の地位向上を目指して設立された津田塾大学は、約120年の歴史を持つ女子大学です。これまでの歴史の中で多様な業界で活躍する女性を輩出してきました。
そんな津田塾大学出身の著名な卒業生を、6名ピックアップしてご紹介します。また、津田塾大学を創設した津田梅子さんに関することや、学校の特色も後半でご紹介します。
もくじ
津田塾大学出身の芸能人・文化人
ニュースや報道番組で活躍するアナウンサーや、第一線を走る翻訳家など、4名の方をご紹介します。
草野満代さん
フリーアナウンサーとして活躍している草野満代さんは、津田塾大学学芸学部数学科を卒業しています。
大学卒業後、NHKに入局し、金沢放送局でアナウンサーのキャリアをスタートさせますニュース番組を中心に経験を積み、東京アナウンス室に異動します。その後、「サタデースポーツ」や紅白歌合戦の総合司会、アトランタオリンピックの現地キャスターなどを務め、1997年にフリーアナウンサーに転向します。
TBSと専属契約を交わして「筑紫哲也NEWS23」のサブキャスターや日本レコード大賞の司会などを担当。現在は、テレビだけでなくラジオのパーソナリティとしても活躍しています。
後藤晴菜さん
「スッキリ」のニュースコーナーや「Going!Sports&News」などに出演している日本テレビアナウンサーの後藤晴菜さんは、津田塾大学学芸学部情報科学科を卒業しています。
大学卒業後、日本テレビに入社してから、バラエティー番組や情報番組でアシスタント、キャスターを担当。これまでに出演した番組には、「所さんの目がテン!」「シューイチ」「深層NEWS」などがあります。
自身が陸上に取り組んでいたこともあり、スポーツ中継やスポーツニュースを担当することが多く、ピアノも得意としており、今後幅広い活躍が期待されるアナウンサーです。
福島敦子さん
フリーアナウンサーで、エッセイスト、ジャーナリストの福島敦子さんは、津田塾大学学芸学部を卒業しています。
大学卒業後は、日本航空を経て中部日本放送に入局。主にニュースや情報番組を担当し3年間経験を積みました。1988年に独立し、フリーアナウンサーに。独立後、NHK契約アナウンサーとして「NHKニュースTODAY」や「サタデースポーツ」などを担当しました。
フリーアナウンサーになってから、起業家や経営者のインタビューを数多く行っており、これまでに700人を超える経営者を取材しました。経営に関する知識が豊富で、パナソニックの経営アドバイザーに就いたこともあります。
執筆活動も精力的に行っており、『ききわけが悪い経営者が成功する』(毎日新聞社)『就職・無職・転職』(PHP研究社)『これが美味しい世界のワイン』(幻冬舎)など著作も多数あります。
戸田奈津子さん
「タイタニック」「スター・ウォーズ」「ゴーストバスターズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ジュラシックワールド」など、大ヒット映画の字幕を担当している戸田奈津子さんは、津田塾大学学芸学部英文学科を卒業しています。
小学生のころから、ハリウッド映画に夢中になっており、大学在学中から字幕の仕事をしようと考えていたそう。ただ、すぐに字幕の仕事をもらうことができずに、大学卒業後は生命保険会社に入社しました。しかし、1年半で退社し、翻訳の仕事を受けながらフリーターとして生計を立てました。
その後、10年ほどしてから少しずつ映画字幕の仕事を受けるようになります。しかし、ハリウッド映画のような大作の仕事をもらうのは、1980年に公開された「地獄の黙示録」が初めて。字幕の仕事を志してから20年が経っていたそうです。それ以降は、映画の字幕に加えて、翻訳の仕事もするようになり、現在も第一線で活躍しています。