【津田塾大学】著名な卒業生の職業や経歴をご紹介！概要や特色も！ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

津田塾大学について

ここまで、津田塾大学の著名な卒業生をご紹介してきました。最後は、これらの著名人を輩出した津田塾大学の歴史や特色をご紹介します。

津田塾大学は、東京都小平市にある女子大学です。学部は、学芸学部に英文学科、国際関係学科、数学科、情報科学科の4学科、総合政策学部総合政策学科の合計2学部5学科があります。

119年の歴史の中で、卒業生は3万2,000人程度です。歴史が長い割に卒業生の数が少ないのは、少人数での教育を重視するという創設者の精神が一貫して守られているため。また、卒業後の進路は、英語力や国際感覚を生かして、幅広い分野で活躍している方が多くいます。

津田塾大学は、1900年に津田梅子さんが「女性の地位向上こそ日本の発展につながる」と考えて設立した「女子英学塾」が始まりです。

津田梅子さんは、1871年の岩倉使節団の船に当時最年少（6歳）で乗船しました。その後、アメリカ合衆国で11年間過ごし、帰国しています。帰国後、日本の女性が置かれている状況に危機感を持ち、女性の地位向上のための学校を建てる夢を持ちます。

そして、1900年に「女子英学塾」を開校しました。開校式の式辞で述べた言葉が、今でも津田塾大学の精神文化になっています。

受け継がれる建学の精神　真の教育には物質上の設備以上に、もっと大切なことがあると思います。それは、一口に申せば、教師の資格と熱心と、それに学生の研究心とであります。

完き婦人即ちall-round womenとなるよう心掛けねばなりません。

そうして、入学者10人の女子英学塾はスタートを切ります。その後、関東大震災で校舎を失うも、翌年には仮校舎が完成し授業を再開させました。

1930年代には、小平に新しい校舎が完成し、学生寮も完成。第二次世界大戦を経て、1948年には新制津田塾大学が設立されます。2000年には創立100周年を迎え、2019年現在は、英文学科、国際関係学科、数学科、情報科学科、総合政策学科の5つの学科で3,000人以上の学部生が学んでいます。

津田塾大学の特色は、「英語教育」「少人数教育」「留学・国際交流」の3点です。

津田塾大学では、学芸学部、総合政策学部問わず、英語の「読む・書く・聞く・話す」の4技能のベースを定着させ、応用まで学ぶことができるようにカリキュラムが組まれています。また、明確な到達度を示しており、自分のペースで学ぶことができます。

創設者の津田さんがアメリカで少人数教育を受けていたことから、津田塾大学では少人数で個性を重視した教育が行われています。少人数でアットホームな雰囲気の中、双方向の授業を受けることができます。

減免措置もある協定校留学や単位を認定する私費留学、大学主催の語学研修など、さまざまな留学方法を用意。また、留学説明会や奨学金制度、語学支援の講座が定期的に開校されるなど、留学へのサポート体制も充実しています。

津田塾大学は、今も建学の精神を貫き通す歴史と伝統ある大学です。英語教育だけでなく、数学科もあり、国際的に多方面で活躍するためのフィールドが用意されています。ぜひ、子供の大学選択の際の参考にしてください。

参考