津田塾大学・政財界の著名人
続けて、女性の社会進出の上でもハードルが高かった経済界・政界で活躍する2名の女性をご紹介します。
南場智子さん
株式会社ディー・エヌ・エーの創業者であり代表取締役会長の南場智子さんは、津田塾大学学芸学部英文学科を卒業しています。
大学卒業後は、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。2年後に、同社を退職し、ハーバード・ビジネススクールに入学し、MBAを取得。帰国後、マッキンゼー日本支社の役員に就任しました。
1999年には、株式会社ディー・エヌ・エーを設立し、代表取締役に就任します。2011年に一度代表取締役を退きますが、2017年から復帰し、経営に関わっています。
赤松良子さん
元文部大臣で、日本ユニセフ協会会長を務める赤松良子さんは、津田塾大学英文学科を卒業しています。
1953年に労働省に入省し、職場において男女の待遇に差があることを感じながらキャリアを積んだそう。それから、労働省の婦人課長や婦人労働課長を歴任し、女性差別と戦い続けます。1993年には、文部大臣に就任しました。2012年には「Qの会」を発足させ、選挙候補者の男女均等法成立に尽力。1985年に制定された男女雇用機会均等法にも大きく貢献しました。2003年には女性初の旭日大綬章を受章しています。