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センター試験に替わって大学入試改革に基づいた「大学入学共通テスト」が2020年度より実施されます。2018年度現在の高校1年生から新テストを受けることになりますが、新しい試みに不安を感じられている保護者もいるでしょう。しかし、大学入学共通テストの傾向はすでに発表されています。大学入試改革のポイントを事前に把握することで、その傾向を知り、対策を立てることができます。
もくじ
大学入試改革とは
大学入試改革に関するニュースが、新聞やニュースで取り上げられるようになってきました。大学受験を考えるお子さんのいる保護者にとっては、どんな風に変わるのか、いつから変わるのかが最大の関心事でしょう。ここでは、そんな大学入試改革について説明します。
入試改革の目的
入試改革の最大の目的は、時代の変化への適応です。
- グローバル化の進展
- 産業構造や就業構造の転換
- 生産年齢人口の急減
- 労働生産性の低迷
上記の要因から、日本をめぐる状況は大きく変化しています。つまり、学生に求められる力も変化しており、知識や技能だけではなく、思考、判断、表現力を重視した入試に変わろうとしています。
すでにプレテストが開始
平成29年11月に全高校4,963校のうち約1,900校の高校において、高校2年生以上約67,000人が参加して試行調査(プレテスト)が行われました。その際の科目は、記述式+マーク式の国語、数学Ⅰ・数学Aでしたが、同時期に世界史、日本史B、地理B、現代社会、数学Ⅱ・数学B、物理、化学、生物、地学でマーク式のプレテストが行われました。平成30年度も11月にプレテストが行われる予定です。
開始時期について
現在行われているセンター試験は2019年度(2020年1月)の実施で終了します。
これに代わり、2020年度(2021年1月実施)から大学入学共通テストが実施されます。つまり、現高校1年生(2018年4月現在)から新しいテストを受けることになります。