社会人が大学院で学べる分野、便利な制度や進学時に気をつけたいこと - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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社会人になって、もう一度勉強をしたいという人におすすめなのが、夜間の大学院へ通学すること。夜間の間に講義を受けることができるので、昼間はきちんと仕事をしながら生活と両立することができます。また夜間以外のも様々な制度がある大学院。今回は大学院の制度についてご紹介します。

大学院に通う社会人の現状

社会人のリカレント教育(学び直し)が政府主導で普及しつつありますが、そもそも現在、大学院で学んでいる社会人はどのくらいいるのでしょう? またどんなことを目的に学びに行っているのでしょうか?

社会人の大学院進学者数

文部科学省が出している「社会人の学び直しに関する現状等について」によると、2015年3月時点で、大学院を含む高等教育機関で学び直しを行っている人数は約11万1,000人とされています。そのうち大学の学士課程への進学者が10,162人、大学院への進学者は17,517人で、実に20,000人近い数の社会人が大学院で勉強をしているようです。

また、社会人を対象に小論文や面接などを中心に行う入学者選抜試験を実施している大学院は2011年度の時点で実に449校、入学者は8,144人いたようです。政府が主導でもし本当にリカレント教育が今後活発に行われていくようになると、これらの数はもしかすると増えていくかもしれません。

社会人が大学院へ進学する理由

では、社会人はなぜ大学院で勉強をしたいと思うのでしょうか?「社会人の学び直しに関する現状等について」の中では、「社会人の学び直しに関する現状(社会人の視点)」という調査結果も発表されています。これによると、社会人が大学院に進学する理由としては下記のような理由が挙げられます。

・現在の仕事を支える広い視野
・先端的な専門知識
・現在の職務に直接必要な知識
・人的なネットワーク
・現在の仕事とは違う職場・仕事につくための準備

特に「現在の仕事を支える広い視野」に関しては、社会人でも技術系の人が48.7%、事務・営業系でも43.4%の人が大学院へ進学する目的だと回答しています。自分の現在の職務によっても、若干ニーズが異なる場面もあるようです。