「子供に英語を身につけさせて、将来は留学させたい」と考えている方も多いでしょう。しかし、海外留学はそれなりに費用がかかるものです。地道な備えと奨学金の利用も検討した方が良いでしょう。今回は子供が留学したいときに利用できる奨学金について解説します。
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もくじ
奨学金がないとダメ?留学にかかる費用
子供の留学には当然費用がかかりますが、奨学金を借りなければいけないほどのものなのでしょうか?
費用は留学するときの高い障壁
ベネッセ教育総合研究所が2009年に「海外留学」という研究調査を行っており、留学をしたことのある人を対象にしたアンケート調査を実施しています。これによると留学を決断するときの阻害要因として、留学経験者と未経験者共に割合が大きかったのが「留学にかかる費用が高く負担が大きかった」でした。
また、英語担当教員を対象にした留学の送り出し課題についてのアンケートでも「経済的な問題で留学をあきらめる学生がいる」が最も多く59.1%と全体の半数を超えています。
留学はしたいが、お金がかかり過ぎて無理……と諦めてしまう人も多いほど、留学には費用がかかります。
どのくらいの人が奨学金を利用しているのか?
「どうしても諦められない!留学がしたい!」という人には奨学金を申請するという方法があります。実際に留学をするにあたり、どのくらいの人が奨学金を利用しているのでしょうか?
「海外留学」の調査研究の中には留学経験者を対象として、どのようにして留学資金を調達したかについても調査されています。
留学のプログラム形式別であったり、大学を通してのものか個人的な留学かで分類してありますが、奨学金の利用は多くても36.4%と半数以下になっています。留学の形態を問わず家族の援助や自費で留学を行っている人が多く、特に大学に頼らず個人で留学する場合に奨学金を利用する人は2割にも満たないのです。
留学を断念してしまった人の中には「(奨学金以外の)資金を工面する方法が見つからなかった」「奨学金を得るためのハードルが高かった」などを挙げているため、留学をするにあたって奨学金の利用を検討したい人は、早めに調べて利用できる基準などを把握しておくことをおすすめします。