子供が留学したい時に利用できる奨学金について解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

留学の種類別!それぞれにかかる費用

留学と一口に言っても、その形態や行くタイミングは人によってさまざまです。留学にかかる費用は留学先の国の物価によって左右されますが、留学の種類別にだいたいどのくらい費用がかかるのか2017年に留学ジャーナルを利用して留学した人のデータを元に解説します。

語学留学

社会人でもチャレンジする人の多い語学留学は、国や滞在期間によっても異なりますが3ヵ月で50~110万円ほどかかるようです。また、同じ都市で留学しても、どの学校を選ぶかで費用に差が出てきます。その差は学校の質に比例しているとも言われています。

例えば、指導してくれる教員の質や教材、立地、設備、学生サポートの手厚さなどです。留学先の国はもちろんですが、語学学校の選び方でも費用が変わってきそうです。

大学・大学院留学

大学や大学院への留学は公立か私立か、文系か理系かなどで費用に差が出てきます。公立大学でおおよそ1学年の授業期間である9ヵ月の費用を国ごとに比較すると、アメリカで380万円、カナダで270万円と100万円近く差が出ることもあります。

また、文系より理系の方が費用が高かったり、医学部や法学部も学費が高いのは日本と同じです。ビジネスマンが留学して取得することがあるMBA(経営学修士)に関しても費用が高いです。

高校留学

公立学校であれば、費用の目安は220~240万円ほどになります。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは公立校への留学が人気のため、このくらいの費用がかかることを念頭に置きながら留学の準備を進めましょう。

ただし、アメリカやイギリスでは私立校を選ぶケースが多いようで、そのぶん費用が割高になる傾向にあるようです。中には年間500万円以上の学費が必要となる学校もあるようなので、高校で子供を留学させたいのであれば国も含めて慎重に検討したいところです。

専門留学

海外の専門学校には公立のものと私立のものがあり、かかる費用は私立のほうが高いです。カナダでは公立大学に進学するのと同じ270万円の費用がかかります。アメリカの専門課程だと年間470万円かかるところもあるようです。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは留学とは少し異なります。協定を結んでいる国で、青年(18歳〜30歳。オーストラリアは35歳まで)が異文化の中で休暇を楽しみながら、滞在費用を補うために一定の就労をすることを認める特別な制度です。語学を学んだり現地の人と交流したりする中で働くことができるため、現地の滞在費用は現地で稼ぐ、というスタイルも可能なのです。

そのため、滞在にかかる費用などは人それぞれで、1年間の総費用が80~200万円と大きな振り幅があります。