高校受験に絶対合格する!中学数学を得意科目にする勉強法

小学校の「算数」は、中学校になると「数学」になります。数量や図形について学ぶことに変わりがないのに、なぜ名前が変わるのでしょうか。中学数学を得意科目にする秘訣は実はその点を意識することにあるのです。当記事では、中学校数学で意識すべきことを踏まえて授業の受け方や演習手順を解説します。そして高校受験まで残り1年間で取り組むべき数学の勉強法もご説明します。

どうして名前が変わるの?~小学算数と中学数学の違い

小学校の算数と中学校の数学は学ぶ目標が違う

学習指導要領に記載されている「小学校の算数の目標」と「中学校の数学の目標」の違いを簡単にまとめたのが次の表です。

小学校の算数 中学校の数学
共通点
  • 数量や図形の基礎的概念・性質・原理・法則について理解する
  • 数量や図形についての考察力・表現力を養う
  • 学んだことを使って問題解決したり、日常に活用する態度を養う。
相違点 「数理的」処理の技能を身につける。 「数学的」解釈・表現・処理の技能を身につける。
重視点 出た答えが正しいこと 正しい答えに導く思考過程

参考

【算数編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 平成29年7月|文部科学省、P21~22

【数学編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 平成29年7月|文部科学省、P20

上記の表より、小学校の算数と中学校の数学は、身につけたい技能が違うことが分かります。中学数学を学ぶ上で、この点を理解しているかどうかで取り組み方が変わってきますので、しっかり念頭に置いておきましょう。

中学数学は学習の振り返りと記憶の定着が大切

学習指導要領は、子供の知的発達過程に合わせて作られています。子供の知的発達と算数・数学の難易度の上がり方を簡単にまとめたのが次の表です。

学年 知的発達過程と算数・数学の問題の傾向
小学生 丸暗記する能力を使って数字を覚え、算数の加減乗除や公式を身につける。
中学1年生 目に見えない、抽象的なものを理解する力が発達する。数量や図形の持つ性質を捉えたり、新しく文字を使った計算が始まる。
中学2年生 小学算数と中学1年生の数学で身につけた、数量や図形の性質についての正確な理解や、文字式を使って問題を解く基礎を学ぶ。演習を重ねることで、数学への理解を深める。
中学3年生 中学数学の集大成。さまざまな技能・法則を応用して解き進める能力を鍛える。高校数学の礎を築く。
高校生 学ぶ範囲が分化し、それぞれ段階を踏んで理解を深める(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)。数量や図形を数学的に理解して、さらに記憶する能力が発達するため、複雑な文字式や法則を駆使して問題を解く。

参考

数学の勉強法|中学校数学学習サイト

中1 数学の勉強法|スタディサプリ中学講座

中2 数学の勉強法|スタディサプリ中学講座

中3 数学の勉強法|スタディサプリ中学講座

中学数学が一気に分からなくなる子供が多いのは、中学2年生だと言われています。これは、中学2年生から本格的に数学の問題を解く練習が始まることが原因と考えられます。しかし、実は問題が解けない原因は、前提としている中学1年生の数学やひいては小学校算数の学習が記憶として定着していない場合が多いのです。

算数や数学は単元の積み重ねによって理解を深める科目です。そのため、中学数学の問題を解くためには、知識の土台が定着していることが必須です。

そこで、中学数学に苦手意識がある人は、小学算数の4年生頃の単元から振り返ってみましょう。小学算数の記憶を呼び覚ますことで、急に中学数学が理解できるようになる場合があります。