非行とは?非行の意味、原因、子供の非行を防ぐためにできることなど ( 2 )

考えられる非行の原因

子供が非行に走る原因はいくつか考えられます。子供自身が原因と思われるような場合でも、実は周囲の環境が問題であることもあります。ここでは、考えられる非行の原因を「本人の問題」「家庭環境の問題」「地域環境の問題」の3つに分けて見ていきましょう。

本人の問題

非行に走る原因が本人の問題の場合には、学力が低くバカにされたことへの反発、自分の身体などへのコンプレックスがきっかけ、「自分はダメだ」という劣等感などが原因となることがあります。最近では、ゲームや携帯電話への依存によるストレスにより問題行為を起こしてしまう子供もいるようです。

家庭環境の問題

親からの過剰な期待やしつけ、親の離婚、親からの無視または放任、過干渉、虐待など家庭環境の問題がストレスになり非行に走る子供も多くいます。「親から愛されていないと感じる」「親がきびしすぎると思う」子供の割合は、非行に走った子供の方が非行に走っていない子供に比べて多いという調査結果もあります。

参考

第4回 非行原因に関する総合的研究調査の概要|内閣府

地域環境の問題

子供は環境の変化にとても敏感です。引越しや転校などの環境の変化がきっかけとなり非行に走ってしまうこともあります。また、近所や地域の中でのつながりが少ない環境では、そうでない環境と比べて子供が非行に走りやすいとも言われています。

子供が非行に走ったときに親ができること

子供が非行に走ってしまったとき、または子供がもしかして非行に走るのではと不安に感じたときに親はどうすればいいのでしょうか。子供の問題行動に対して説教したり罰を与えたりすることは多くの場合、問題を解決するどころか、子供の問題行動をますます助長してしまうことにもなります。ここでは、子供が非行に走ったときに親ができることについてまとめました。

子供の話を聞く

子供の話をよく聞いてあげましょう。子供が非行に走るには何らかの原因があるはずです。それをいきなり問い詰めるのではなく、子供の話を聞いてあげることで子供との心の距離を少しずつ縮めていくことから始めましょう。感情的にならず、冷静に子供の話に耳を傾けてください。

否定するようなことは言わない

子供の行動に対してそれを否定するようなことは言わないようにしましょう。親が子供の行為を否定することで、自分自身を否定されていると子供が感じてしまうからです。まずは子供に、親として子供を無条件に大切にしていることを伝えてください。子供の問題行為を否定する代わりに、子供のよい行いを褒めてあげましょう。子供の自己肯定感を育んであげることが大切です。

家庭環境を見直す

家庭の環境は、子供の非行に深く関係しています。子供に過度なストレスを与えていないか、放任しすぎていないか、子供と一緒にいる時間を取れているか、など客観的に家庭環境を見直してみましょう。内閣府が行った調査では、非行に走る子供より非行に走らない子供の方が「朝食を食べる」「夕食を家族とともに食べる」割合が多いという結果もあります。必要であれば生活リズムを整え、家族と一緒に過ごす時間をできるだけ取るように心がけるのもいいでしょう。

相談する

子供が非行に走ってしまった場合、悩みは抱え込まず周囲の人に相談することをおすすめします。自分が信頼できる話しやすい人に話を聞いてもらいましょう。人に話を聞いてもらうだけでも、心が楽になります。家族、親戚、友人、同僚、学校の先生など、人に話をすることで解決策が見つかるかもしれません。

まとめ

非行の意味や原因、子供が非行に走ったときに親ができることなどについてご紹介しました。もしかしたら自分の子供が非行に走るのでは? と不安に感じている親御さんもいらっしゃることでしょう。もし子供が非行に走ってしまったら、親としての自分の子育てに否定的にならず、まずは子供とじっくり話す時間を持ち、客観的に家庭環境を見直してみることが大切です。親の見守りとサポートが子供の問題行動を解決する一番の解決法かもしれません。

参考

「できない子」を見捨ててしまう学校の罪|PRESIDENT Online

少年法|e-Gov

夏休みは危険がいっぱい!?子供の非行・被害を防ぐために|政府広報オンライン

非行とは何か〜非行の定義|マイベストプロ京都

第3節 非行・問題行動|内閣府

非行|ウィキペディア

少年院に収容される16歳未満の年少少年に見られる特徴とは|Yahoo!ニュース

抱え込まないですぐ相談!子どもが非行に走る主な原因と対処法|ひだかあさんの犯罪心理学

この記事をかいた人

shokole

ライター・英語講師・翻訳者。英検1級、TOEIC980点。英文科を卒業後、すぐに結婚。移住したアメリカで、日本とアメリカの子育ての違いに興味を持ち、現地の大学で幼児教育を学ぶ。6年のアメリカ生活を経て、帰国後に英会話教室をスタート。現在は英語講師のほか、翻訳や論文の英語チェックなどにも従事。ライターとては、英語学習や教育関連の記事を中心に執筆。キッチンで料理するのが毎日の癒し。6人の子供の母。