見つけたエピソードをもとに構成してみよう
作文は自分の考えたことを読み手に伝えるものです。子供自身の新鮮な驚きや興味関心から出発するとエピソードに具体性が増し、説得力が出ます。税金について調べた中から中心となるエピソードを一つ決め、構成してみましょう。
起承転結
起承転結はある程度の長さが求められる作文をまとめるのに使いやすい構成です。話がそれたり広がりすぎたりするのを防ぎつつ、いくつかの具体例などを盛り込むことができます。例として「学校教育」を取り上げてみるとこのようになります。
- 起:税金は縁遠いものと思っていた
- 承:子供にとっては消費税くらいしか身近なものがないからだ
- 転:でも、自分の教科書も税金で作られていることを知って驚いた
- 結:どう税金を使ったらより良い教育が行われるのか考えてみた
序破急
序破急は勢いがあり、伝えたいことのインパクトを強めるのに便利な構成です。
- 序:税金作文について書けることがなくて悩んでいた
- 破:ある日路上で具合が悪そうな人を助けたら警察や消防などたくさんの人が来てくれた
- 急:普段意識していないだけで、税金はわたしたちの生活を助けている
やや構成がシンプルになりすぎてしまうこともあるので、作文で伝えたい内容のメインが「破」にまとめられるときに使うと良いでしょう。
まとめ
税金作文は、税金との接点が少ない子供ならではの新鮮な視点を大切にしたいものです。身近なところから考え始めることができるよう、大人がヒントを与えてあげてください。
参考
令和元年度 中学生の「税についての作文」各大臣賞・国税庁長官賞受賞者発表 税の学習コーナー|国税庁
税の作文の書き方は?小学生・中学生・高校生がそのまま使える例文を一挙公開 | 小論塾
令和元年度「税に関する高校生の作文」国税庁長官賞受賞者発表 税の学習コーナー|国税庁