【いじめに悩む子供へ】読書おすすめ10選 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

ヘヴン

「かつて見たことのない世界が待ち受ける。<わたしたちは仲間です>――十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞 ダブル受賞」(内容紹介より)

ブルーとオレンジ

“今の子供”を書かせたら随一の福田隆浩がいじめをテーマに書いた1冊。「小五の“ブルー”はクラス内の上下関係を敏感に感じ取りながら日々のいじめに耐えていた。そんなある日、皆で観戦していたサッカーの試合中に監督が言った、「自分の武器はなにか、考えろ」という言葉が頭に残る。そして、自分の武器を発見した“ブルー”は見事カーストの下克上に成功するのだが…。一方、同じクラスの“オレンジ”は世渡り上手で、カーストの中間層として無難に毎日を過ごしていた。だが、ある女の子へのいじめをどうしても見過ごせず、やはり同じサッカーの監督の言葉を聞いていた“オレンジ”は自分にできることはなにか、真剣に考えるように…。現役教師が描く子ども目線の教室内カースト。「いじめを生む空気」に立ち向かい、戦う勇気を与えてくれる衝撃作。」(内容紹介より)

完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ

「朝日新聞で連日、大反響をよんだ連載が一冊に。読んで考えてください。家族や友達と話しあってください。63人の著名人からの、命のメッセージ。2006年の連載、新聞未掲載も含めた永久保存版。」(内容紹介より)
<著名人一覧>
(いじめられている君へ)
内藤大助/乙武洋匡/西原理恵子/姜尚中/中川翔子/白石昌則/押切もえ/土井隆義/齋藤孝/森永卓郎/安西水丸/辻村深月/秋元才加/はるな愛/三浦雄一郎/茂木健一郎/LiLiCo/川渕圭一/あさのあつこ/林家正蔵/鴻上尚史/小柴昌俊/高史明/久保純子/華恵/さかなクン/野口健/横峯さくら/高木ブー/川嶋あい/松井秀喜/中村俊輔/鳥越俊太郎/松本零士/石田衣良/川上未映子
(いじめている君へ)
春名風花/玄侑宗久/細山貴嶺/井筒和幸/マルシア/田中真弓/小島慶子/金子勝/斎藤環/宮本亜門/ソニン/千住明/むのたけじ/高見のっぽ/野田知佑/村田兆治/長州小力/乙葉/平野啓一郎
(いじめを見ている君へ)
田中泯/江川紹子/志茂田景樹/槙野智章/猫ひろし/中西新太郎/増田明美/美輪明宏

きみは知らないほうがいい

『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』(PHP研究所)で小学館文学賞など、デリケートな子供の感情を描くことに定評のある著者が真摯にいじめ、子供たちを包む閉塞感に取り組んだ1冊。「米利は、あまり話したことのないクラスメイトの昼間くんとバスでいっしょになる。どこへ行くのか聞いてみると、「きみは知らないほうがいい。」という。気になった米利があとをつけると、昼間くんは駅の地下通路で男の人と会っていた。」(内容紹介より)