新聞や本を通して活字に触れることで、国語力や語彙力はもちろん、論理的な思考力を養い、知性と教養を身につけることができます。しかし、最近ではスマートフォンやタブレットなどの普及にともない、子供たちの活字離れが進んでいるのが現状です。
親であれば「子供にもっと活字を読んでほしい。」「わが子のためにも、日々の生活に手軽に活字を取り入れたい。」と願うことでしょう。そこでおすすめなのが「小学生新聞」です。
この記事では、小学生新聞購読のメリットをはじめ、大手新聞社発行の3紙の特徴や比較、オリジナルの小学生新聞の作り方をご紹介します。
もくじ
小学生新聞とは?
小学生新聞とは、使用されている漢字や表現、写真などを含め、すべてが小学生向けに作られている新聞のことで、大人向けの一般の新聞よりも分かりやすいのが特徴となっています。
小学生新聞を購読するメリット
小学生新聞の購読は、毎日活字を楽しみながら読んだり、新しいことに触れたりできるだけではなく、そのほかにも子供にとってプラスとなる要素があります。どんなメリットがあるのか1つずつ見ていきましょう。
時事問題が分かりやすく解説されている
小学生新聞にも大人向けの新聞と同様に、政治、経済、国際、社会一般といった時事問題が載っています。政治や経済といった大人にとっても難しいことは、簡単な語句や表現が使用され、内容によっては図解されているものもあります。
難しい言葉には注意書きとして欄外に解説がつけられており、小学生でも分かりやすいように書かれているのが特徴です。子供が理解できずに途中で読むのを諦めてしまったり、飽きてしまったりしないよう、随所に工夫がされています。
さまざまな分野の記事をまんべんなく読める
小学生新聞は、大人向けの新聞と変わらず、時事問題をはじめ、事故や事件、芸能、スポーツ、国際情勢といったことが掲載されています。そのため、1度にさまざまなニュースに触れることができるのが特徴です。情報量が多く、情報自体の質が良くて信用度が高いのもポイントです。
また、すぐに更新されてしまうインターネットのニュースとは違い、新聞はいつまでも手元に残るので、読みたいときに読みたいところだけ、読みたい分だけ読んだり、もう1度読み返したりできます。
読解力がつく
読解力は、知っている言葉数のレベルを表す「語彙力」、文章の要点をつかんで分かりやすくまとめられる「要約力」、考える力の「思考力」の3つと密接な関係があります。
小学生新聞にはさまざまな語句や表現が使われているので、新聞を読むことで語彙力が上がっていきます。読んだ内容を家族や先生、友達に話したり、シェアしたりすることで要約力がつき、自分の知識や経験と関連づけることによって、思考力も養われていきます。
これら3つの力を得られれば読解力は自然と身についていくので、小学生新聞の利用はおすすめです。