【中学受験】志望動機は何を書けばいい?書き方と例文をご紹介 - cocoiro(ココイロ)

中学受験の願書に、志望動機を書く欄がある場合、何をどう書いたら学校側に好印象を残すことができるのでしょうか。当記事では、初めて志望動機を書く方にも分かりやすいように、志望動機を書く目的や文章構成、志望動機を書くときの心得、書く手順を詳しく説明します。

学校側が願書に志望動機を書かせる理由

志望動機とは、志望しようと考えたきっかけのことです。そのため、中学受験で求められる志望動機とは、「この中学校に入学したいと考えたきっかけ」を書くことになります。ではなぜ学校側は、入学希望者に願書で志望動機を尋ねるのでしょうか。その理由は2つあります。

数ある私立中学校の中から選んだ理由を知るため

日本国内の私立中学校は2019年度で781校、中学校全体数の7.6%しかありません。 つまり、ほとんどの子供が公立中学校に進学する中で、ごく一部の子供があえて中学受験という関門をくぐり私立中学校の入学を目指しているわけです。

参考

学校数の推移(2019.8.8)|一般財団法人日本私学教育研究所

私立中学校は公立とは異なり、各学校で独自の方針・理念のもと子供たちを育てる教育環境が整えられ、さまざまな差別化が図られています。私立中学校に進学する道を選ぶご家庭は、そういった特徴ある教育環境の中で子供を育てたいと考えていると推測されます。

そのため、あえて苦労の多い受験生活を選んだ子供やその受験生を支える家族には、出願する私立中学校に対して入学を希望する強い思いがあります。学校側は、数ある私立中学校の中から本校にぜひ入学したいと考えるに至った魅力や特色を尋ねることで、学校運営に賛同している家庭かどうかを判断しようと考えています。

真面目に学業に取り組む意志があるかを知るため

私立中学校は公立中学校と異なり、学校長の判断で特定の生徒を退学させることができます。

まさかの私立中学退学。退学の理由と退学後の進路

学校側もできる限りのことを生徒のために尽くしてくれますが、生徒側に学校方針に従う気がなければ退学もやむを得ない最終判断として下さざるを得なくなってしまいます。そのため、卒業まで共に成長できる子供たちを集めるために、入学してくる子供には学校活動を意欲的に行うことを求めています。学校側は志望動機を尋ねることで、子供の個性や意欲が学校風土に合っているかどうかを判断しようと考えています。

書きやすい!中学受験の願書に書く志望動機の3部構成

子供にとって、願書を書くのは初めての経験でしょう。親御さんの中にも受験生が長子である場合は、中学受験の志望動機に何をどう書いたら良いのか分からない方がいらっしゃるのではないでしょうか。

志望動機の文章構成は「結論・根拠・まとめ」の3部構成が書きやすく、おすすめです。具体的に何を書くか詳しくご説明します。

【志望動機】まず結論を書くと伝わりやすい

志望動機の書き始めに、志望しようと考えたきっかけを言い切りましょう。読み手に意図を分かりやすく伝えるためには、要件を絞って書くことが大切です。

おすすめの志望動機内容は次のものです。

  • 校風・在校生の雰囲気
  • 教育の理念・方針
  • 授業、学校行事
  • 設備、立地、環境
  • 授業外の活動(部活動、委員会活動、各種課外活動など)
  • 卒業後の進路、大学合格実績

上記の中から、学校説明会などで強調されていたポイントを選ぶと、好印象を残すことができます。

志望動機が決まったら、書き始めてみましょう。志望動機の書き出しは次のような文言が一般的です。

【志望動機を始める文言の例】

子供が書くとき
  • 私が貴校を志望する理由は、~からです。
  • 僕が貴校を志願する理由は二つあります。一つ目は~。 など
親が書くとき
  • 私共が貴校を志望した理由は、~からです。 など

文言の中に「共感」「感銘」「希望」という言葉を交ぜると、学校方針に賛同していることを気持ち良く伝えることができます。

【志望した根拠】「いつ・どこで・なぜ」を詳しく書く

続いて、志望しようと考えたきっかけとなったエピソードを具体的に書きましょう。これは、数ある私立中学校の中から出願校を選んだ理由を学校側に伝える目的があります。

私立中学校は年間を通して、受験生やその保護者に学校をより知ってもらおうと学校公開を行っています。学校説明会やオープンスクール、授業・部活体験、文化祭・運動会見学などに参加している場合は、肌で感じた学校の雰囲気を切り口に書くとオリジナルのエピソードとなります。

また、子供の将来の夢が学校方針に合っていると考えた出来事や、親が求める教育が学校にあると感じた事柄などもおすすめです。

エピソードを語る上で、指示語である「こそあど言葉」を使って内容を曖昧にしてはいけません。できるだけ「いつ・どこで・なぜ」という5W1Hを意識して、ていねいに言葉を積み重ねましょう。

【目標】入学できたら頑張りたいことを書いて締める

最後に中学校生活で取り組みたい目標を書き、締めくくりましょう。これは学校側に真面目に学業に取り組む意志があることを伝える目的があります。

目標を書くときに注意することは、上記2部(志望動機と志望した根拠)と一貫性を持たせることです。3部それぞれが独立してしまうと、文章内にさまざまな要点が混在してしまうため、説得力のない文章となってしまいます。

そして、志望動機の締めくくりは次のような文言が一般的です。

【志望動機を締める文言の例】

子供が書くとき
  • 以上の理由から貴校を志望いたします。
  • そんな〇〇中学にぜひとも入学したいです。 など
親が書くとき
  • ぜひわが子も、~と願っています。
  • 息子(娘)が~ことが親の切望するところです。 など

文言の中に「願う」「希望」「切望」などの言葉を交ぜましょう。学校に入学したいという熱意を伝えることができます。