自己肯定感が低い人の特徴と高める方法について。どうして必要なの? ( 2 )

どうして自己肯定感が必要なの?

自己肯定感が低い人の特徴を見て、「ちょっと苦しそうだな」「自分にもやや当てはまるところがあるな」と思ったのではないでしょうか。しかし、「そういう考え方をする人もいるよね」と思った人もまたいるでしょう。ではどうして自己肯定感に注目が集まり、自己肯定感を高めようと考える人が多いのでしょうか。

困難を乗り越えるための力になる

受験や就職などで思った通りの結果が得られないと失敗したと思うだけでなく、自分の存在価値も否定されたように考えてしまう人がいます。「次はまた頑張ろう」と思う力がわいてこないのです。一方、自己肯定感が高い人は「うまくいかなかったのは悔しいけれど、十分頑張ったんだから仕方ない」と考えることができます。

この「うまくいっても失敗しても自分がやるべきことをやるだけだ」という気持ちを持つことは、生きていく上でとても重要です。成功や失敗で自分の価値は変化しない、だめだったらまた頑張ればいいと考えていきます。どのような状況にあっても自分を自分として認める力こそ自己肯定感なのです。

違いに対して寛容になれる

「○○でなければいけない」という規範を強く持ち、それによって自分や他人を良い・悪いと判断する人は、多様な価値観になじむのが苦手です。しかし、現代社会はますます多様化しています。

否定的で排他的でいるより、多角的な視点を持ち寛容な方が生きやすく、チャンスを得やすくなるでしょう。また排他的な考え方は差別や偏見につながりやすいので、結果的に自己肯定感の低さから周りの人を傷つけてしまうかもしれません。「自分も他人もそれぞれ良いところがある」と考えられる自己肯定感の高さはそれらの問題を解決する手がかりになります。

人間関係を構築しやすくなる

自分と他人は違う人間だということを理解していても、自分と同じような行動規範を求めてしまうことはないでしょうか。自分と他人との違いにイライラしてしまうこともあります。「そうなんだ。でも私はそうは思わないな」と言われただけで、自分自身が否定されたように感じてしまう人もいます。

しかし、「なるほど、お互いに意見が違うんだね」と考えられればイライラはなくなります。違いを認めることは、その違いを持っている他人を認めることであり、自分自身を認めることでもあるのです。