子供の語彙力を高めるために親ができること
家庭の日常生活の中でも、ちょっとした心がけで子供の語彙力を高めることができます。親としてどのような接し方をすれば良いのでしょうか? ここでは具体的に4つの方法をご紹介します。
子供とたくさん会話をする
忙しい毎日ではありますが、子供とできるだけたくさん会話をするように心がけましょう。
生後18~24カ月の子どもの脳は言語をつかさどるエリアが急速に発達し、発する音を意味のある言葉に変換する能力が急激に上がっていきます。このとき同時に、耳にする音を言葉に変換する能力も向上するため、子どもが意味のある言葉を発するスピードは「大人との会話でヒアリングした量」に強く関連するとのこと。
(引用元:語彙力を高めるためにやるべき7つの方法|Gigazine)
特に難しい話題を取り上げる必要はありません。幼稚園や学校であったこと・友達のこと・ゲームのこと・習い事のこと……子供は親に聞いてほしいことがたくさんあります。1日の間で少しの時間は子供の話に耳を傾けて、相槌を打ったりアドバイスをしたりしてあげましょう。
子供が興味を持っているものについて話す
子供が興味を示したもの・興味を持っているものについていろいろと話をしてあげると、子供は驚くほど知識を吸収し、語彙力も高まります。幼少期に指をさしたり、じっと見つめたりするなどの様子が見られたら、ぜひ「〇〇だね」と名前や様子を教えてあげましょう。
本を読む(読み聞かせ)
読書離れが懸念されている近年ですが、やはり語彙力を高めるには読書が一番だと言われています。自分で本を読む習慣がないうちは、ぜひ読み聞かせをしてあげましょう。自分では読めないような内容でも、親が読んで聞かせてあげることで話の内容に興味を持つことができます。子供と一緒に図書館などで本を選んだり、学校や幼稚園などで読んでいる本を利用するのも効果的です。
ごっこ遊びをする
ごっこ遊びは、疑似体験をすることで空想の世界でありながらさまざまなことを学べます。例えばお店やさんごっこの場合、どんな店でどんな商品がどのくらいの値段で売られているのかを『言葉』で知ります。そこには業界特有の専門用語が出てくることもあり、遊びの中からたくさんの語彙を得ることができるのです。子供と一緒にごっこ遊びをすることも語彙力を高める1つの方法といえるでしょう。
まとめ
語彙力を高めるには、特別たくさんの勉強をする必要はありません。毎日の生活の中で多くの言葉に触れる機会を作れば、自然と語彙力は高まっていきます。スマートフォンのアプリを利用したり、本の読み聞かせをしたり……。子供の将来のためにも、できることから挑戦してみましょう。
参考
語彙力を高める単語・語句学習のあり方|京都文教大学学術機関リポジトリ
語彙をサクサク増やす!語彙力を高める7つのシンプルな方法|BIZ QUEST
知的な会話や文章を!語彙力UPアプリ5選 | STANDBY
「語彙力(ごいりょく)」の意味!使い方や語彙力アップの方法を解説|Career Picks
語彙力のない子供たち!語彙力アップのために親ができる9の事|チャイビ