子供の自己肯定感を奪う親のNG行動とは?
自己肯定感を高めるのも奪うのも、親のちょっとした言動なのは周知の事実ですが、気づかずにやってしまっているケースも少なくないはずです。ここではできる限り控えたい、自己肯定感を奪うNG行動をご紹介します。
失敗したときに怒る
子育てに一生懸命な親御さんほど、叱咤激励するつもりで子供の失敗を怒ってしまうことがあります。しかし、親が励ますつもりでも、怒られる子供にその気持ちが必ず伝わるわけではありません。
「大丈夫。次からは気をつけようね」「挑戦できて偉かったね」など、傷ついた子供が安心できるような声かけが必要です。「だから言ったじゃないの」「失敗ばかりして」「何しているの」など、子供を追いつめるような声かけはしないようにしましょう。
期待をかけすぎる
親の期待が大きければ大きいほど、子供にとっては負担になります。それが子供も望む目標であれば話は別ですが、親が過度の期待を子供にかけるのはよくありません。
子供が「親の期待に応えられていない」と感じてしまうと、自己肯定感を奪うことになりかねません。可能性を信じることと、過度の期待をかけることは意味が違います。今の子供の状態をまずは認めてあげること、その上でできることを少しずつ増やしていくようにしましょう。
コミュニケーションを取らない
忙しい毎日を送っていると、子供の話をゆっくり聞く時間がなかなか取れないことがあります。あまりにもコミュニケーションが取れない状態が続くと、子供は「自分の話は聞いてもらえないんだ」という気持ちを持ってしまいます。
食事の間や寝る前のほんの数十分だけでもいいので、子供の話を聞く時間を取ってあげてください。ただ子供の話を聞くだけでいいのです。学校であったこと、お友達のこと、テレビの話題……何気ない話の中にも、子供が感じたことや自分の意見があります。否定せずに聞いてあげるだけで、子供はとても満足します。
まとめ
日本の子供は、自己肯定感が低いと言われています。自己肯定感は学生の間だけではなく、子供のこれからの人生に大きく影響する問題です。親としてできること、してはいけないことがいろいろあるので、すべて完璧にはできないかもしれません。少しずつ取り組んでいき、子供の自己肯定感を養っていきましょう。
参考
自己肯定感 とは|一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会
自己肯定感はどうすれば高められるか?コーチングのプロが教える3つの習慣 |ログミ-Biz
子どもの自己肯定感が低いのは親のせい?NG言動5つと高める子育て|AllAbout
「自己肯定感の低い子」に親ができる1つのこと|東洋経済ONLINE
ダメな私が120%の自信を持てた、自己肯定感を高める14の秘訣|エスビジョン
自己肯定感が低い人みんなが試し始めた7つの習慣とは?自己肯定感の高め方|Agent みんなのキャリア相談室
子どもの自己肯定感を高め、「やりたいこと」を引き出す子育て|DIAMOND online