自然散策に行くときの注意点
身近な情操教育である自然散策には、メリットもありますが、気をつけておきたい注意点もあります。また、少し配慮するだけでより楽しめるものになりますのでご説明します。
服装
もちろん登山に行くときほどの準備は必要ではありませんが、できれば歩きやすい靴が良いでしょう。また、フードがついている服は枝などに引っかかりやすく危ないので、なるべく着用はやめておきましょう。
日光・虫対策
特に夏場は日焼け止め、蚊除けは必要になります。子供の皮膚は大人に比べて弱いので、専用の日焼け止め・虫よけスプレーなどを塗るようにしましょう。また、首の後ろまでカバーできる帽子もおすすめです。
カメラ
今はスマートフォンで解像度の高い写真も撮影できますが、子供に触らせるのは少し不安な方も多いでしょう。しかし観察にもなるので、できれば使い捨てカメラなどを用意して、子供自身の目で撮影できると良いでしょう。
もしもの場合に備える
怪我をしたときの絆創膏や転んだときに冷やせるものなど、外出時にはもしもの場合の備えをして出かけましょう。ほかにも、迷子になったときのために住所・氏名・連絡先を書いたカードを携帯させる、夏期は水分補給できるようにする、などに注意しておきましょう。といっても心配しすぎて行きたくなるなるのも本末転倒ですし、失敗もいずれ思い出や経験になります。気持ちに余裕を持って出かけましょう。
季節別 自然散策の楽しみ
自然散策にはさまざまな楽しみがありますが、四季のある日本ではその魅力は季節ごとに変わっていきます。ご紹介しましょう。
春
長い冬を経て始まる春は、すべての生きものにとってもはじまりの季節です。道ばたや草むらの植物を見つめてください。きっと植物の新しい葉っぱが見つかるでしょう。あまりにも小さくて見つけづらいかもしれませんが、
夏
夏はセミやカブトムシ、クワガタなど昆虫を見ることができます。虫が怖いという子供も最近は増えていますが、生きものとのふれあいは子供の情操教育にぴったりです。もし近所で虫を捕まえたら、虫カゴで虫を育ててみましょう。また、陽の光が強く伸長の速い夏は植物の観察にもぴったりです。家庭で育てていなくても、近所でアサガオやフウセンカズラ、ヒマワリなど夏にふさわしい元気な植物を見かけたら、定期的に訪れて子供と成長を見守りましょう。
秋
秋になると公園や雑木林は落ち葉でいっぱいになります。いろいろな形のある落ち葉ですが、「ハート」、「ダイヤ」、「マル」など形を決めて探したり、葉の色を決めて探したり、子供と一緒に落ち葉で遊んでみましょう。
冬
寒い日の続く冬ですが、だからこそ感じるものもあります。雪の積もる地域であれば雪遊びやかまくら作りも楽しいでしょう。また、雪の積もらない地域でも午前中に近くを歩いて見ると朝露やさまざまなものが凍っていることに気がつくかもしれません。子供と一緒に探してみましょう。
まとめ
思い立ったらすぐにできる自然散策のメリットや注意点について、お伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。思い立ったらベビーカーや抱っこ紐をしながらでもすぐに出かけられるのが自然散策の良いところです。ぜひ子供と一緒に出かけてみましょう。”