自分だけの「最強」を追求する

前回の続き)

「対戦セット」があればベイブレードが始められる

田中さん:いろいろと難しいところもあるんですけど、ベイブレードを始めるにあたって必要なものは3つあって。

まずバトルするスタジアムと、シュートするためのランチャー、そしてベイブレード本体です。

池澤さん:それらが入ってすぐに遊んでいただける商品が「GT(ガチンコ)対戦セット」ですね。


画像提供:株式会社タカラトミー

「ベイブレードバースト」の商品は主に、ベイとランチャーがセットになっている「スターター」と、ベイのみの「ブースター」に分かれているのですが、「GT対戦セット」という初心者向けのものがあります。これにはベイとランチャーが2つとスタジアムが1つ入っているので、このセット内容だけでバトルが楽しめます。

田中さん:また、2019年から始まったGTレイヤーシリーズの商品のため、さらにレイヤーが「ガチンコチップ」「ウエイト」「ベース」の3つに分けることができて、この3つを改造することで性能を変えられます。それら3つのパーツも、それぞれ性能が異なっています。


撮影:cocoiro編集部
分解したGTレイヤー。左から「ガチンコチップ」「ウエイト」「ベース」

ガチンコチップ

このガチンコチップは、ウエイトとベースを固定しています。

ガチンコチップはバーストのしにくさを決めます。その形がそれぞれ違います。これは標準的なもので、強い衝撃に4回耐えられます。


画像提供:株式会社タカラトミー

でもこっちは2回しか耐えられないですが、その分とても大きな衝撃に耐えることができます。

画像提供:株式会社タカラトミー

ここにも戦略性が隠されていて。「長くは回りづらいがバーストしづらい方がいい」とか、「バーストしやすいが長く回りやすい」っていう組み合わせをレイヤーだけでも可能にして、より幅を広くしています。

ウエイト

たとえば、このウエイトは重さの配置が均等でバランスが取れるかたちになっており、スタミナがあります。

画像提供:株式会社タカラトミー

こちらは3点に重さがのっていて、重さが均等ではないのでちょっとぶれた動きになります。スタミナは少なくなりますが、相手を大きく弾くことができます。

画像提供:株式会社タカラトミー

池澤さん:ベイは3つのパーツに分かれるというのが、これまでのシリーズの基本だったんですけど、ガチンコシリーズになってからはレイヤーも改造することができてパターンがさらに増えましたね。

どれだけ幅広い相手に対応できるかがカギ

田中さん:友達とバトルして負けたとしても、「次はスタミナのパーツにしてより長く回そう」とか「いなすような刃のほうが良いんじゃないかな」とか、相手のベイに勝てるパーツって何だろうと考えるわけです。「最強」がないので、「これが来たときにはこれだ」っていう作戦を練るんですね。どれだけ相手のベイに対応できるかがカギになりますね。

「シュート」の仕方も戦略の一つ

田中さん:ベイだけではなく、ベイをシュートするときの方法にも工夫があります。

池澤さん:ベイの打ち方次第でコマの動きが変わるんですよね。まっすぐ打つか斜めに打つかで、結構変わります。

田中さん:まずはしっかりシュートを打てるようになることが重要です。アタックタイプは、ランチャーを平行にして打つと外側を走って激しく暴れまわります。

撮影:cocoiro編集部
※動画撮影のために机の上にスタジアムを置いています。

この場合、相手がスタミナタイプで自分がアタックタイプだと、一番威力のあるときに外側を回ってしまうんです。そして威力が無くなってからしかぶつからないので、スタミナが切れて先に止まってしまいます。

ここでシュートする角度を変えて、ランチャーをちょっと斜めにします。さっきランチャーを平行にして打ってたんですけど、斜めに打つと、ベイがスタジアムの真ん中にあつまるような動きをするので、スタミナタイプにもバトル初期からぶつかることができるんです。

撮影:cocoiro編集部
※動画撮影のために机の上にスタジアムを置いています。