最後まで勝負がわからない “バースト”
田中さん:ではディフェンスタイプ相手に相性が悪いアタックタイプを出したら勝てないかというと、そうではないんです。それはさっき説明したとおり、バーストっていう3つのパーツがバラバラになる機能があるので、最後まで何が起きるか分からない。
持久力に差があり、自分のベイが先に止まってしまいそうなほど回転力が弱くなっても、相手にぶつかった際に一気にバーストしたりするので、ベイブレードバーストは最後に一発逆転がある。
池澤さん:今までのシリーズですと、対戦中に回る勢いの強いベイと弱いベイがわかった時点で、俺勝ったとか、俺負けたからもういいやとかって、集中力が途切れちゃうことも多かったんですけど。ベイブレードバーストは、回転力が弱まっても、相手が一気にバーストする可能性があるので、みんな最後まで集中して、「どっちが勝つんだ」っていう風にくぎ付けになるところが特徴ですね。
田中さん:そこが長く遊ばれる理由の一つになります。やっぱりシュートのパワーで全てが決まらず、シュートパワーが弱くても勝てるチャンスがあるんです。
ベイブレード担当者直伝!アタック系改造の極意
田中さん:自分はアタックでガンガン攻めるのが好きですね。
撮影:cocoiro編集部
非常に細かい話になるんですけど(笑)、このガチンコチップは、チップとウエイトが一体型になっていて、通常より重くなっているんです。これを使いつつ、ベースの部分にメタルが搭載されているものと組み合わせると、さらに重くなります。めちゃくちゃ重くて攻撃力が高いものが結構好きです。
他のものだと、このベースは側面にラバーの刃がついているんですよ。
撮影:cocoiro編集部
このラバーの刃が相手にガチンと引っかかってはじき出すことができるので、攻撃力が非常に高いんですね。こういうバトルが激しくなるベイが楽しくて好きですね。
ただスタミナがないので、スタミナ対決になったときには勝てないーってなるんですけど。子供と勝負するときはやっぱり自分の好きなベイで勝負するのが面白いので、スタミナがなくても超アタックでバトルしますね。
ただ同じものばかり使っていると、相手にも「ディフェンス系とスタミナ系混ぜてきた」みたいな、これなら勝てるっていう改造で来られちゃうんで(笑)。そういうときでも、ベイを変えずに勢いよくぶつけに行くようにシュートしますね。
撮影:cocoiro編集部
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