ゲームが子供に与えるメリット・デメリットとは?成長に役立てるヒントをご紹介 ( 2 )

ゲームが子供に与えるデメリット

ゲームが子供に与えるデメリット
最近ではゲームで遊んだ経験がある大人世代も増えてきたことから、子供がゲームをすることに意義やメリットについてよく理解してくれる親も少なくないでしょう。しかし、ゲームに限ったことではなく1つの遊びだけに没頭してしまうことによる弊害、デメリットは必ずあるものです。

未成熟な子供がゲームだけに没頭してしまった結果、心身に悪影響を及ぼすことも考えられます。ゲームをする時間を規制されることなく好きなだけやってしまう子供にはどのようなデメリットが考えられるのかについて説明しましょう。

視力の低下

小学校に入学すると学校で定期的に身体計測が行われるため、その結果で視力についても知ることができます。視力検査の結果が届いて子供の視力の低下に驚くということも珍しくないでしょう。親世代にはやったテレビゲームでも視力が低下することは指摘されていましたが、最近は携帯型ゲームの普及により、視力が低下する子供は急増しているといいます。

携帯型のゲームはコンパクトで持ち運びにも便利ですが、その分画面が小さく目と画面の距離が近くなりがちです。画面に表示される文字のサイズも小さいため、長時間集中することによって目に疲れがたまります。目の疲れは目のピントを合わせるための筋肉などに影響を及ぼし、視力の低下につながります。

運動能力・体力がつかない

学校で行われる検査には身体計測だけでなく体力測定もあります。瞬発力や持久力、柔軟性、敏しょう性などさまざまな項目が分かる検査ですが、その結果から年々子供の体力が低下していることが問題視されています。

ゲームは手指を動かすだけの運動であり、全身を使う機会はほとんどありません。部屋で座ったまま同じ姿勢でずっとゲームを続けていれば、筋肉を鍛えたり体力を向上させたりすることがないため、運動量自体が減ってしまいます。運動不足は運動能力や体力の低下だけでなく、肥満、生活習慣病のリスクも高くなるため注意が必要です。

ゲーム依存に陥る

ゲームの最大の楽しみは、クリアすることです。時間をかけて努力を続けてきた結果クリアすることができるため、大きな達成感を得ることができます。人間に大きな幸福感を与えてくれるホルモンとして知られているドーパミンは、ゲームでも盛んに分泌されます。しかし、人間の脳には快楽を求める性質があるため、いつもドーパミンを得ようと依存してしまうことも考えられます。

オンラインゲームに夢中になっている人の脳の働きは麻薬中毒者と同じであるという研究結果も報告されており、依存症になることによって脳の働きが乱れたり、善悪の判断がつかなくなったりするといわれています。夜更かしをして朝起床できず、不登校になってしまうことも考えられるので、ゲーム依存にならないよう見守ってあげることが必要です。

家庭内ルールの決め方のコツ

家庭内ルールの決め方のコツ
子供にゲーム機を買い与えて放置し、無制限にゲームをさせていればゲーム依存になってしまうこともあります。大人でもゲーム中毒になってしまうのですから、十分な判断力がついていない子供がゲーム依存症になってしまうのは当然といえるでしょう。

子供がゲーム機を持っている家庭では、そのほとんどでゲームをする時間や勉強時間の確保などのルールを決めています。ゲーム機を与える段階でルールを決めておかないと、常に親と子のバトルが繰り広げられることになってしまいます。そこで、ゲームの家庭内ルールの決め方のコツについて説明します。

ゲーム機を購入する時に時間を決める

子供にゲーム機を与えるのであれば、大人が積極的に介入して子供をサポートしてあげなくてはなりません。第1段階として、ゲームを買い与える際にルールを決めておくことです。1番の問題はゲームのやりすぎなので、平日は何時間、休日は何時間とゲームをしてもいい時間を明確に決めておきましょう。

携帯ゲームではどんな内容のゲームをしているのか、インターネットにアクセスしているのか、など親が知り得ないことも多くなります。仕事や家事で忙しい親からすればゲームを与えておけば静かで楽だという面もありますが、それでは子供を守ることにはなりません。誰とどんなゲームを何時間しているか、などは常に把握しつつ、時にはルールを破ったらゲームを没収するなどの強硬策も必要です。

お手伝い・宿題を先に終わらせる

ゲームとは関係なく子供には毎日やらなければならないことがあります。学校から帰ってきたら手洗いやうがい、宿題や次の日の準備などは当然やるべきことでしょう。また、自主性や責任感を育てるためにも家庭内でお手伝いすることを決めておくことも大切であるといわれています。

これらのやるべきことをしないでゲームをしようとする場合は、甘やかさずゲームをさせないことが大切です。やるべきことをきちんとやってから、好きなことをするということは大人になっても変わらず重要なことになります。宿題、手伝いなどを先に済ませたらゲームを決まった時間、やってもいいという約束をきちんとしておきましょう。

大人にもルールを決める

子供のしつけは「つ」がつく時期まで(※1)が重要である、つまり9歳になるまでには基本的なしつけによって生活習慣の基礎を培っておかなければならないといわれています。ゲームやパソコンなどのメディアに関する習慣やルールも同じであり、初めが肝心です。

子供だけにゲームの時間を限定して親はいつまでもダラダラとスマートフォンをいじっているという光景は、子供にいい影響を与えません。子供にルールを設けるのであれば親も一緒にメディアツールの使用時間を設定して、一緒に約束を守るようにすると子供も素直に従うことができるでしょう。