学習院女子中等科は、1885(明治18)年に設立された華族女学校を前身とする伝統的な女子教育校です。時代を生きる女性にふさわしい品性と知性を身につけることを教育目標として掲げている学習院女子中等科とは、どのような学校なのでしょうか。当記事では、通学経路や初年度の学費、学校行事などの基本情報に加え、さらに注目すべき特長までをご紹介します。また、学習院女子中等科に興味を持たれた方のために偏差値や入学難易度、2020年度の入試情報をまとめました。
もくじ
学習院女子中等科の学校紹介
学習院女子中等科の所在地と通学の際の交通アクセス、初年度の学費、主な学校行事など、学校の基本情報をご紹介します。
所在地・交通アクセス
学習院女子中等科の所在地と交通アクセスは次の通りです。
【学習院女子中等科の所在地】
東京都新宿区戸山3-20-1
【学習院女子中等科への交通アクセス】
電車を利用する場合
- 地下鉄副都心線「西早稲田」駅下車 徒歩約3分
- JR山手線「高田馬場」駅下車 徒歩約20分
- 地下鉄東西線「早稲田」駅下車 徒歩約10分
- 私鉄西武新宿線「高田馬場」駅下車 徒歩約20分
バスを利用する場合
- 池袋駅東口より[池86系統・渋谷行]「学習院女子大学前」下車 徒歩3分
- 渋谷駅東口より[池86系統・東池袋四丁目行]「早大理工前」下車 徒歩3分
- 新宿駅西口より[早77系統・早稲田行]「早大理工前」下車 徒歩3分
- 高田馬場駅前より[高71系統・九段下行]「学習院女子大学前」下車 徒歩3分
都心の学校なので、交通の便が良いことが分かります。中学受験をして学習院女子中等科に入学した場合、電車やバスを使って学校に通うのが初めてという子供もいるでしょう。12歳の女の子が一人で通学できる範囲内かの判断はご家庭により異なるでしょうが、一般的に通学圏内はご自宅から1時間程度と考える方が多いようです。
参考
立地・設備
学習院女子中等科・高等科は都心にありながら、広い敷地と豊かな自然環境に恵まれています。さまざまな教育設備や運動施設が備えられ、生徒一人ひとりの可能性を伸ばしつつ心身の成長を支える教育環境が整っています。
主な施設と特徴のある実習室をご紹介します。
【教育設備】
- 本館(5階建て)・ほかに3棟の教育設備
- 多彩な実習室
- 音楽教室
- 情報教室
- 被服実習室
- 西洋画・日本画の専用教室
- 調理実習室
- 工芸教室
- 図書館(蔵書11万冊)
【運動施設】
- テニスコート(屋外4面)
- バレーコート(屋外)
- バスケットコート(屋外)
- グラウンド
- 温水プール
- 体育館(2棟)
下記参考に、キャンパスマップや施設の写真とともに詳細な説明が掲載されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
参考
学費
学習院女子中等科の2020年度入学者が支払う初年度学費は次のようになります。
【2020年度入学者の初年度学費】
入学金 | 300,000円 |
授業料(注1) | 658,000円 |
維持費 | 272,000円 |
父母会費等 | 13,000円 |
初年度学費合計 | 1,243,000円 |
(注1)4月に全額納付か、4月・9月に分納かを選択可
(注2)2019(令和元)年度参考です。在学中の授業料その他の納付金には変更の可能性があります。
【寄付金】
入学手続後、任意募集 | 1口10万円、3口以上 |
参考
文部科学省が調査した、2018(平成30)年度私立中学校の初年度生徒等納付金平均額が年額789,677円なので、学習院女子中等科の学費はかなり高めです。通学に必要な準備金もあるうえ、任意の寄付金支払いを考えると、家計の負担が大きい学校と言えます。
参考
1 平成30年度私立高等学校等の初年度生徒等納付金平均額(年額)|文部科学省
万が一、入学後に家計状況が急変したなどの理由で通学できなくなる可能性が生じた生徒に対しては、学費の全額または一部を給付する奨学金制度があります。お子さんが学校に通うための支援制度なので、万が一に備えて心に留めておきましょう。
学校行事
毎月行事があるため充実した学生生活を送ることができます。例えば、全校で行われるクラス対抗球技大会、校外宿泊学習、八重桜祭(文化祭)・中等科百人一首大会、学芸会、希望制のスキー教室などがあります。
このような多彩な学校行事は、同じ学年同士の生徒とのつながりだけではなく、学年を超えた上級生と下級生のつながりを築くきっかけになります。
下記参考に学校行事の詳細が掲載されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
参考