江戸川女子中学校の入試情報
続いては、江戸川女子中学校の試験内容や偏差値、募集人数など、入試に関連した基本情報をご紹介していきます。
試験の種類
試験は大きく分けて、以下の4種類が用意されています。
- 帰国生入試
- AO入試
- 一般2科
- 一般4科
入試の種類によって、試験対象の科目が変わることにも注意が必要です。帰国生・AO入試の場合は、「基礎学力としての国語・算数の試験」または「リスニングを含む英語と基礎学力としての国語・算数の試験」の2パターンから、子供の得意な試験を選択することができます。面接試験はなく、筆記試験のみで合否が判定されます。
一般2科入試は、国語・算数の2科目の試験です。一般4科は、これに理科・社会が加わった4科目の試験となります。こちらも面接試験はなく、筆記試験のみで合否が判定されます。
ただし、英検や数検の4級以上、またはTOEICである程度のスコアを取得している場合は、3点〜最大で40点の得点が加算されます。
参考
偏差値
偏差値は変動するため、確定値を出すことはできません。しかし受験情報サイトである「インターエデュ」や「みんなの中学情報」などの数値を参考にすると、およそ47〜51く程度であると言えるでしょう。
ただし、入試の種類によって受験する児童の層は異なります。そのほかに、倍率など合格の基準に影響を与える要素もあるでしょう。まずは子供の納得のいくレベルまで準備をして、自信を持って試験に臨むことが大切です。
参考
“江戸川女子中学校・高等学校” の偏差値|Inter-edu.
募集人数・倍率
江戸川女子中学校の募集人数は、すべての試験の合計で200名とされています。倍率については公式ホームページで発表されている「平成31年4月入学生の入学試験状況」を参考にまとめると、以下のようになります。
入試の種類 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 倍率 |
帰国生 | 54 | 43 | 1.26 |
AO | 201 | 102 | 1.97 |
一般4科(第1回) | 184 | 102 | 1.80 |
一般4科(第2回) | 87 | 22 | 3.95 |
一般4科(第3回) | 67 | 25 | 2.68 |
一般2科 | 129 | 57 | 2.26 |
総合計 | 722 | 354 | 2.04 |
(平成31年4月入学生 入学試験状況|江戸川女子中学校より筆者作成)
全入試を平均すると、倍率はおよそ2倍です。決して低いとは言えず、人気の学校であることが分かります。
江戸川女子中学校の評判
どんな学校なのかは、実際に通ってみないとなかなか分からないものでしょう。江戸川女子中学校にはどのような評判があるのでしょうか?
「みんなの中学情報」に寄せられている口コミを参考にすると、以下のような意見が挙げられていました。
- 校則がきっちりしている
- コツコツ努力する子に合っている
- 先生が教育熱心である
参考
学校に対する捉え方はさまざまであり、口コミの情報がすべてではありません。また子供によって感じ方も異なります。親子で入試説明会や文化祭などのイベントに参加して、子供が抱いた感想にも耳を傾けてあげましょう。
おわりに
教養を身につけながらも、勉強への努力を惜しまない教育を行っている江戸川女子中学校。その校風が人気を呼び、倍率は約2倍となっています。
中学受験が初めての入学試験という子供も多く、試験に向けて努力を積み重ねていくことは大変かもしれません。しかし入学後には、国内外の文化とふれあいながら自立した女性へと育つ道が待っています。
入学試験を乗り越えるためには、親子で協力することが大切です。子供の意志を尊重しながら、子供が努力できるよう支えていってあげましょう。
参考
堅実な学びを重ねて「自立した女性」へ…江戸川女子|讀賣新聞オンライン