江戸川女子中学校は、東京都江戸川区にある私立中学校です。中学校と高校が同じ敷地内にあり、持ち上がりで進学することができます。千葉県にも近く、東京都外から進学を検討している生徒も多いでしょう。今回は江戸川女子中学校の基本情報や入試情報についてご紹介します。
もくじ
江戸川女子中学校の基本情報
所在地 | 東京都江戸川区東小岩5-22-1 |
交通アクセス | 【電車】JR小岩駅より徒歩10分
【バス】京成バス南小岩8丁目より徒歩6分 |
創立 | 1931年(城東高等家政女学校) |
学校長 | 菊池 今次 |
在籍生徒数 | 約500名 |
電話番号 | 03-3659-1241 |
FAX番号 | 03-3659-4994 |
公式ホームページ | http://www.edojo.jp/ |
参考
(参照元:江戸川女子中学校・高等学校|GoogleMap)
江戸川女子中学校の教育目標
公式ホームページには以下の教育目標が掲げられています。
本校は、新しい時代にふさわしい「教養ある堅実な女性」の育成を目標に、誠実・明朗・喜働の3つの柱を基本として教育を行っています。最終目標は『自立できる人』としています。
(引用元:教育方針・校章とエンブレム・制服|江戸川女子中学校・高等学校)
江戸川女子中学校では女子校としての歴史やノウハウを生かして、女性ならではの教育を行っています。一人ひとりの個性を認める教育により、のびのびと成長することができるでしょう。
江戸川女子中学校の授業の特色
江戸川女子中学校は、授業のカリキュラムが充実していることも特徴の1つです。受験対策や進学のための勉学はもちろん、教育目標に掲げているとおり教養を身につけるための授業も数多く用意されています。それではどのような授業が行われているのか、具体的にご紹介していきましょう。
茶道・華道・筝曲の授業
特色のある授業の1つとして、特別教育活動が挙げられます。各学年で週に1時間ずつ設けられている特別な授業です。具体的には1年生では茶道、2年生では筝曲、3年生では華道を学ぶための時間とされています。
また、学内には和室が設置されています。座学だけでなく、実際の和室を用いてマナーを身につけることができるのです。日本の伝統文化に触れ、品格のある女性に育つことが望めるでしょう。
英語集中プログラム・語学研修
江戸川女子中学校の授業は、英語学習に力を入れていることも大きな特徴の1つです。年度末には「英語集中プログラム」と呼ばれる集中授業が開催されます。これは3日間、合計で15コマにも及ぶ英語の特訓授業です。1人のネイティブの先生が少人数のグループを担当し、英語による自己表現のトレーニングをみっちり行います。
さらに3年生では、福島県にあるブリティッシュヒルズというマナーハウスでの英語研修が設けられています。1・2年生で培った英語力を試す機会となり、この日を1つの目標として勉強に励む生徒もいるでしょう。
ディベートによる国語力向上
江戸川女子中学校が力を入れているのは英語学習だけではありません。ディベートの授業を通じて、国語力の向上にも励んでいます。
ディベートの授業は、少人数のグループを作ることから始まります。そしてお題に対する立場や反駁(はんばく)、質疑など、ディベートでの役割を抽選で決めていきます。その後、それぞれの立場からディベートの準備を進めていくのです。説得力を高めるための情報収集はもちろん、論理的な伝え方なども学ぶことができるでしょう。
江戸川女子中学校の学校行事
江戸川女子中学校で充実しているのは、授業だけではありません。学校行事も豊富であり、在学中にさまざまな経験を積むことができます。実際にどのような学校行事が行われているのか、ご紹介していきます。
文化祭(かたばみ祭)
学校行事と聞いて頭に浮かぶものの1つに文化祭があるでしょう。江戸川女子中学校の文化祭は「かたばみ祭」と呼ばれ、毎年7月に開催されています。
中学生の主な活動の内容は、クラスごとにテーマに沿った研究を進め、発表することです。当日は入試相談コーナーも設けられているため、受験生は入試情報を集めることもできます。実際の学校の雰囲気を知る機会にもなるため、受験を検討している場合にはぜひ参加してほしいイベントです。
校外研修
江戸川女子中学校では毎年5月に各学年で校外研修が行われています。公式ホームページの「年間行事」のページを見ると、それぞれの学年の行き先が記載されています。
2019年度は、1年次は軽井沢、2年次は南信州、3年次は修学旅行として京都・奈良での校外研修を行っています。地元の人々の生活に触れながら、日本の文化への理解を深める機会となるでしょう。
参考
文化教室
さらに特徴的なイベントの1つに、文化教室が挙げられます。文化教室は、年に一度オペラや歌舞伎、能楽やオーケストラなどを鑑賞する行事です。実際に新国立劇場などの会場に行くため、観劇や鑑賞時のマナーを身につけることもできます。
中学生時代にこのような経験ができる機会は、そう多くありません。カリキュラムの一貫として教養を学ぶ場が多く用意されている点は、江戸川女子中学校の大きな強みと言えるでしょう。