読書感想文をスムーズに書く5つのコツ
読書感想文を難しいと感じてしまうのは、目に見えない「人の内面」を「文語」に「翻訳」しなければならないためです。この「人の内面」「文語」「翻訳」の3点をクリアすれば、読書感想文をスムーズに書くことができます。そこで、3点をクリアするためのコツを5つご紹介しましょう。
本を読むときは絵を思い浮かべよう
本を読むときは、書かれている情景や登場人物を、まるで映画のシーンのような映像を思い浮かべて読んでみましょう。そうすると、文字だけでは見えてこなかった本の世界に色が帯び、文章の流れに躍動感を感じることができます。
登場人物の感情や著者の伝えたい思いを読み取るときは、自分の経験と照らし合わせるのが効果的です。登場人物たちは、必ず喜怒哀楽という感情に基づいて行動しています。その感情の理由を思い量ることで、登場人物たちの表情を頭に思い描くことができるのです。
読書は、まだ見ぬ未知の世界を疑似体験させてくれる手段の1つです。そのため、自分の経験や想像力を最大限使って本を読んでみましょう。
知らない言葉が出てきたら国語辞典で調べよう
言葉の意味が分からないまま本を読むと、途中で内容が分からなくなり「迷子」になってしまいます。本の世界をどれだけ忠実に映像として色付けできるかは、自分の語彙力にかかっています。そのため、知らない言葉が出てきたら、すぐに国語辞典で調べる癖をつけておきましょう。
語彙力が豊かになると、書ける内容や表現に幅が出て、より多くの情報を正確に文章に込めることができます。言葉を知るということは、世界を広げることだと考えて、地道に国語辞典を引く作業を繰り返してみましょう。そうすると、いつしか本を正確に読むスピードが上がり、読書感想文を書くことも苦にならなくなります。
心が動いた所にメモを残しておこう
読書感想文で書く内容は、本の一部です。本を最後まで読み終えた後、心に残った箇所をすぐに振り返ることができるように、読みながら「読書メモ」を残しておくと良いでしょう。本に直接書き込んでも良いですし、本に付箋を貼っておくのも良いでしょう。
本の振り返る箇所が明確で、どんな感情が湧き起こったかが分かっていると、読書後に感想文をすぐに書き始めることができます。