私立中学校へ子供を進学させたい!必要な年収はどれくらい? ( 2 )

私立中学校にかかる費用

私立中学校にかかる費用は、年間でどれくらいなのでしょうか。年間の目安額が分かれば、毎月に必要な学習費も試算することができます。私立中学校の学習費の目安について、詳しくご紹介します。

学習費の目安

私立中学校の学習費にかかる総額は、公立が47万9千円に対し、私立は132万7千円という結果になりました。内訳としては、授業料を含めた学習費が99万7千円、その他が給食費や学校外活動費となっています。授業料のほかにも、修学旅行・遠足・見学費や学校納付金、通学費や学用品などがかかるため、年間132万7千円、1ヶ月に換算すると毎月11万円の費用がかかることになります。

1人当たり毎月11万円の教育費を捻出することができるかどうかが、私立中学校へ進学を検討する際の判断材料となりそうです。

寮などの生活費がかかる場合も

志望する私立中学校によっては、寮生活などの生活費がかかる場合があります。その場合は、前述した毎月11万円の教育費とは別に費用がかかることになりますので、注意が必要です。急な出費にも対応することができるか検討した上で、学校選びを行うのがいいでしょう。

参考

平成28年度子供の学習費調査の結果について|文部科学省,P1,2

子供を私立中学校に通わせるメリットと注意点

私立中学校へ通う生徒は、特に2016年以降から増加傾向にあるといいます。

森上教育研究所のまとめによると、昨年の2月1日午前に、東京と神奈川で私立中学校の入試を受けたのは約3万8千人。首都圏の1都3県の公立小に在籍していた6年生の約14%にあたる数字だ。受験者数は08年のリーマン・ショックから8年連続で減少していたが、2016年から上昇に転じ、3年連続の増加となった。

(引用元:私立中学受験、再び増加 大学入試改革だけではない理由|朝日新聞デジタル

私立中学校へ通うことでどのようなメリットがあるのか、注意点と併せてご紹介します。

難関大学への受験に有利になる

私立中学校には、学校ごとに独自の教育理念があり、校風にも特徴があります。また、中高一貫校の私立では、中高一貫のカリキュラムが設けられていることが最大のメリットです。

私立の場合は、公立学校のように文部科学省の学習指導要領の制約を受けることはありません。そのため、多くの中高一貫の私立校では、中高6年間で学ぶ内容を5年間で学習し、残りの1年間は大学入試問題の受験対策として専念することができます。難関大学の受験に有利になるカリキュラムが組まれている点は、私立中学校の最大のメリットでしょう。

親のサポート体制を整える必要がある

小学生の場合は、学習への姿勢に差があることもあるでしょう。中学受験をする子供の割合はまだ少ないため、知的好奇心が旺盛な子ほど中学受験に向いているといえるでしょう。受験をする子供本人の努力はもちろん、塾の送り迎えやお弁当の用意、学校の説明会や面談、学校見学など、親御さんのサポートは必要不可欠です。精神的なサポートと経済的支援ができる環境を整えることも、私立中学受験には必要な条件です。

子供が勉強嫌いにならないように注意

子供を私立の中学校へ通わせたいあまり、子供に勉強を強要してしまうと、子供が勉強嫌いになる可能性があります。中学受験のレベルは比較的高いといわれているため、子供によっては受験勉強で精神的に落ち込んでしまったり、中学受験が終了すると同時にやる気を失ってしまうこともあるかもしれません。

また、必ずしも志望校に受かるとは限りません。私立中学の受験倍率は高い傾向があるため、小学校高学年から塾に通って受験に臨んでも、不合格になってしまうこともあるといいます。私立の中学受験は不確定要素が大きいという点についても、あらかじめ理解しておくようにしましょう。

私立中学受験、子供に合った学校選びを!

2020年からの教育改革を前に、子供を私立中学校へ通わせたいと考える親御さんは多いかもしれません。年収が400万円未満でも子供を私立中学校へ通わせている世帯もありますが、家計への負担や子供の将来についてしっかりと考えた上で、私立中学校の受験を検討するようにしましょう。

また、私立中学校を選ぶ際は、子供と一緒に学校見学会に参加し、校風が子供に合っているかどうか確認することも大切です。今回ご紹介した情報をもとに、私立中学校への受験を検討してみてください。

参考

私立中学受験、再び増加 大学入試改革だけではない理由|朝日新聞デジタル

データで見る子どもを私立中学に進学させる親の年収ライン | 受験ボックス

中学受験、世帯年収いくらで私立中高一貫校は可能なの?|エデュナビ

私立中学受験のメリットと厳しい現実!受験に迷う親たちへ|All About

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cocoiro編集部

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