テレビの見過ぎが子供に与える3つの影響!依存を避ける方法とは? - cocoiro(ココイロ)

テレビの見過ぎが子供に与える3つの影響!依存を避ける方法とは?

子供が小さい頃からテレビを見せている家庭は少なくないでしょう。家の中で静かにしていてほしいとき、テレビを活用しているママも少なくありません。しかしテレビの見過ぎは子供に悪影響を与えるという説もあります。当記事では、親に知ってほしい上手なテレビとのつき合い方をご紹介します。

テレビの見過ぎが小学生に与える3つの影響

テレビの見過ぎが小学生に与える3つの影響
学校から帰ってきてすぐにテレビのスイッチを入れ、ドラマやアニメに夢中になる子供も少なくありません。テレビの内容が学校で話題になることも多いので、テレビを見ないと友達との話についていけないこともあります。

ゲームの遊び過ぎは心配だけど、テレビならいいかと思うママも少なくないでしょう。しかしゲームもテレビも度が過ぎれば子供に悪影響を与える可能性は否定できません。毎日なんとなくやってしまうことですが、それが子供に影響を与えるとわかっていれば、そうならないように対策がとれます。

目が疲れて昼間眠くなる

家に帰って宿題や家での役割を済ませたら、その後は自由に過ごしてもいい時間です。テレビには子供向けの番組も多く、ゴールデンタイムには家族そろってテレビを見る家庭も多いです。今では子供部屋にもテレビがある家庭も珍しくないので、親が見たい番組と子供が見たい番組が違っても存分に自室で見られます。

ある統計では子供が家に帰りテレビを見る時間は、約2~3時間が最も多いという結果が出ています。小学生の場合は、学校で過ごす時間と睡眠時間を除くと、家で過ごすほとんどの時間をテレビに費やしていることになります。

画面に集中するとまばたきの回数が少なくなるので、目が疲れてドライアイの原因にもなりかねません。疲れ目にもなりやすく、疲れ目がひどくなると授業中に眠たくなり勉強に支障が出てしまいます。視力が低下すれば子供もつらい思いをするので、そうなる前に対処することが大切です。

想像力が乏しくなる

テレビは面白い内容も多く、子供も見ていて楽しいと思えます。しかし次から次へと変わっていく場面や音声は、子供の脳にはちょっと刺激が強すぎます。

短時間なら問題ありませんが、長時間テレビを見続けると、常に刺激を受け続けるので想像力を働かせる暇がありません。思考力も低下しがちなので、子供の成長に悪い影響を与えてしまう可能性があります。

想像力や思考力の低下は、作業記憶の低下につながります。作業記憶は忘れてもいい記憶を一時的に保管しておくものですが、作業記憶能力が低下するとその後の子供の行動にも影響を及ぼします。

受け身一方になる

テレビからはさまざまな情報が出てきますが、テレビを見ている間はその情報を見たり聴いたりしていても、受け身です。絵本やおもちゃで遊ぶときは、五感をフル活用して頭の中でいろんなことを想像します。「こうしたらどうなるかな?」「今度はこうしてみよう」と自分で想像や工夫をするので想像力や思考力が自然と身についていきます。

しかしテレビは与えられた情報を受け取るだけなので、テレビを見過ぎると考える力や創造する力はどんどん衰えていきます。子供には無限の可能性があるのに、テレビを見過ぎたことで可能性をつぶしてしまうのはとても残念なことです。