(2)ほかのことは考えない
1つのことに集中しようとしても「あれもしないといけない」、「これもしないといけない」とついつい、と頭のなかで、ほかのことに意識が飛んでしまうことも集中を妨げる1つの原因です。
頭のなかで思い浮かんでしまうと、むしろそちらの方に気を取られてしまい、本来集中すべきことが手につかなくなってしまうことがあります。今は「問題集を解く」ことのみに集中できるよう、ほかのことは考えない、頭からすべて消してしまい脳内ワーキングメモリーを空っぽにしてしまいましょう。
実は、これはとても簡単に行うことができます。スケジューラーや手帳にすべて書き出す、それだけで良いのです。すべて書き出すことで、頭のなかにとどめておく必要がなくなりますので、脳内ワーキングメモリーが空っぽになるのです。
(3)取り組むだけにする
(1)1つの物ごとに集中する、(2)ほかのことは考えない、ができて、さあやるぞ!と問題集に取り組もうとしても「問題集を解く際に必要となる参考書がないや」と気がついてその参考書を探す必要があると、その時点で「参考書を探す」という問題集を解くとは別のことに着手しなくてはいけなくなります。
今回の例である「問題集を解く」ことが、何も考えずに取り組めることにしておく必要があります。
問題集を解く前に、必要な参考書を揃えておく、電卓や計算用紙を用意する、などは済ませておき「問題集を解く」ことのみに取り組めば良い状況に身を置けるようにしましょう。
まとめ
漠然と「集中力を高めよう」と考えても具体的な行動には繋がりませんが、上記で見てきた「1つの物ごとに集中する」、「ほかのことは考えない」、「取り組むだけにする」はどれも、こなしていけば、集中力を高めることに繋がるようになっています。
冒頭にも記載しましたが、何をするにしても、高い集中力で取り組むことで、高い成果を発揮することができます。必要なときに集中できるよう、意識して取り組んでみましょう。