不登校を予防するために親ができる3つのこと
中学生のサポートにおいて、何か問題が発生したときに具体的な働きかけを学校に対してすることも重要です。しかし、何よりも子供と向き合い、精神的に折れてしまわないかをケアすることが大切です。中学生の子供に親がしてあげられることをご紹介します。
日頃からコミュニケーションを取る
もっとも効果があるのは日頃からコミュニケーションを取っておくということ。日常的にその日の出来事を聞くなかで子供の表情を確認できていれば、突然の表情の変化にはすぐに気づけるはずです。まずは子供の状態について親が知っているということが重要です。
成功体験を掴ませる
「自分にはこれがある」という1つの自信がいざというときの拠り所になります。学校での評価や比較で疲弊していると、自己評価は次第に低くなってしまいます。その自信は学校での5教科や部活動以外でも構いません。時間を忘れて取り組めるものを無理にやめさせてしまってはいけません。
常に肯定する
中学校では周囲との比較や、他者からの評価で落ち込んでしまうことがあります。学校に居場所がなかったり、苦しい思いをしているときに家族にまで責められてしまってはどこにも救いがなくなります。「そのままでいいよ」と言ってくれる存在がいるという事実だけでも大きな安心につながります。
まとめ:家族にしかできない役割がある
中学生は身体的にも精神的にも大きな成長を遂げるタイミング。本来、学力やスポーツの能力を飛躍的に伸ばせるゴールデンエイジなだけに無気力で引きこもってしまうことは人生の甚大な損失につながります。
しかし、無理に学校に通わせることが正解というわけではありません。本人が「これならできる」というものに存分に触れさせてあげましょう。どんなに周囲から批判されても尊厳だけはなくさないように励ますことが重要です。
参考・参照
平成28年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査|文部科学省