中学受験に潜む弊害とは。起こりうるリスクと受験との向き合い方 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

親の顔色を伺ってしまう

模試の結果が出た時、成績が良ければ機嫌が良く、悪ければ叱られるというサイクルを繰り返していませんか?

毎日サポートしている身としては、結果が見えるのが何よりなので、つい感情を表してしまうものです。しかし、機嫌の良し悪しを繰り返していると、親の顔色を伺うという行為が無意識に見についてしまいます。

本人の意思を聞く機会を作り、常に確認する、相談する環境を作るようにしましょう。

勉強以外に興味が持てない

中学受験では、とにかく机に向かい、勉強する日々でしたが、入学すると部活や新しい友達との出会いで充実した日々を送ることができます。

しかし、友達との距離の取り方が分からない子や、親の顔色を伺う癖がついてしまった子は、勉強以外に興味が持てないというケースも少なくありません。

それは経験がないことと、チャレンジしてもいいのか不安という点があるためです。

希望する学校に入学できたのなら、次は勉強以外のものを体験するチャンスです。

日頃のニュースや話題になっていることを、家庭の場で話題として取り入れ、受験以外にも興味が持てるような環境づくりをすることで回避できます。合格したのですから、勉強以外にも興味が持てるよう、受験時代に種を巻いておきましょう。

燃えつきてしまう

受験勉強を進んでやりたい子もいれば、致し方なくやっている子もいます。すべては合格のためと割り切って遊びやテレビ、ゲームの時間もなくして取り組みますが、合格した暁には、やりきったことで燃えつきてしまう子もいるのです。

燃えてつきてしまったその先は、次の目標が設定できず無力になり、勉強が嫌いになってしまう場合も。

エネルギーを使い果たしてしまう状態なので、何も手につきません。

では、どのようにしたら、燃えつきず入学後の学生生活を有意義に過ごすことができるのでしょうか。