お坊さんになるには?なり方や魅力などを解説します - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

お寺に属し、葬儀や法事など仏教にまつわる儀式を行い、お寺を管理するお坊さん。お坊さんと一言に言っても、さまざまな宗派があり、学ぶ内容も人に伝える法話もそれぞれ異なるものです。

今回は、お坊さんのやりがいや魅力、仕事に就くためのルート、年収や平均給与などお坊さんになるために知っておきたいことを詳しくご紹介します。

お坊さんになるには

お坊さんになるには、師匠となる師層を決め、仏教の世界に入り、厳しい修行を受けなければなりません。修行が終わると、僧侶としてお寺で働くことができます。僧侶になると、今度は、お寺を管理する住職を目指す人もいます。しかし、住職は世襲によって決まることが多く、跡継ぎのいるお寺で住職になるのは、難しいことと言えるでしょう。

お坊さんのやりがい・魅力

お坊さんという職業を知るに当たって、そのやりがいや魅力はぜひ理解しておきたいものです。ここからは、お坊さんのやりがいや魅力を見ていきましょう。

仏教を現代に伝えていくことの楽しさがある

お坊さんという職業には、仏教を現代に伝えていくことの楽しさがあります。古くから日本に伝わる仏教を現代の時代背景の中で捉えて、伝えていくことは、難しいながらにもおもしろく、楽しさがあり、仏教を通して「いのち」という壮大なテーマと生涯向き合っていく仕事といえるものです。

参考

日本仏教の未来を探る ―僧侶はこころのケアを提供できるのか?|京都大学こころの未来研究センター

仏教Q&A|全日本仏教会

いろいろな年代の人に出会える

お坊さんという職業は、いろいろな年代の人に出会える楽しさやおもしろさがあるもの。お寺に来られる信者には、高齢者から若い世代まで幅広い年代の人がいるため、普段の生活では出会う機会のあまりない年代の人と出会い、話をすることができます。また、さまざまな場所に出向いて布教活動をすることで、信者の話を聞き、相談を受けることも多く、お坊さんという職業ならではの貴重な経験がたくさんできます。

「死」や「生きる」ことに向き合える

お坊さんという職業は、「死」や「生きる」ということに常に向き合う仕事です。人の「死」に寄り添い、「生きる」ことについて考えていくことは、やりがいが多くあります。仏教を通して、生前のご当人や遺族と深く関わり、その気持ちに寄り添い、大切にしていくことで、信者の心の支えとなっていけるでしょう。