割り算の筆算の考え方と解き方を紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 3

計算途中で0が出てくる割り算

問題:66÷3

まず、「6」の中に「3」がいくつ入るか見当を付けます。「6」の中に「3」は2つ入るので、「6」の上に「2」を書きます。そして、2×3=6と掛け算します。

次に、「6」から「6」を引きます。そうすると「0」になります。この「0」は書く必要がないので書かずに、一の位の「6」を下に降ろして「6」とだけ書きます。

そして、「6」の中に「3」がいくつ入るか考えて、見当を付け「6」の上に「2」を書き込みます。23=6と掛け算します。

最後に、6-6=0の計算をして終わりです。

答え:66÷3=22

最初は、「0」を書かないことに戸惑いますが、慣れてしまうと問題なく計算ができます。必要ない数字は書かない方が見た目がシンプルになるので、最初から「0」は書かない習慣を付けておくことをおすすめします。

割られる数が3桁の割り算

問題:563÷4

まず、「5」の中に「4」がいくつ入るか見当を付けます。「5」の中に「4」は1つしか入らないので、「5」の上に「1」を書きます。そして、1×4=4とします。

次に、「5」から「4」を引いて、十の位の「6」を下に降ろして「16」にします。

そして、「16」の中に「4」がいくつ入るか考えて、見当を立て「6」の上に「4」を書き込みます。4×4=16とします。

16-16=0の計算をして、一の位の「3」を下に降ろします。「3」の中には「4」は1つも入らないので、「3」の上に「0」を書いて04=0とします。最後に、3-0=3を計算してあまりを出して終わりです。

答え:563÷4=140あまり3

割られる数の桁が増えると、計算が複雑になりますが、同じことを繰り返しているだけです。最初はゆっくりでいいので、自力で解けるように寄り添ってあげてください。

1桁目に商が立たない割り算

問題:128÷4

まず、「1」の中に「4」がいくつ入るか見当を付けます。「1」の中に「4」は1つも入らないので、「1」の上には何も書きません。

そこで、「1」として見るのではなく、「12」として割られる数を見ます。「12」の中に「4」がいくつ入るか見当を付けると、3つも入ることが分かります。十の位の「2」の上に「3」を書きます。そして、3×4=12とします。

「12」から「12」を引いて、一の位の「8」を下に降ろして「8」にします。

「8」の中に「4」がいくつ入るか考えて、見当を立て「8」の上に「2」を書き込みます。2×4=8とします。

最後に、8-8=0の計算をして、終わりです。

答え:128÷4=32

まとめ

割り算の筆算は、足し算、引き算、掛け算の、それぞれの計算力を総合的に付けることができる計算です。これまでのやり方が通用しませんから、最初はできなくて当たり前です。どこで引っかかっているかを突き止めて、自力で解く力を付けていってあげてください。

参考

【小4 算数】  小4-旧①② 割り算の筆算①|YouTube

割り算の筆算のやり方|Sci-pursuit.com

わり算 の 教え方|水道方式で学ぶ算数・数学教室「数学で育ちあう会(数育会)」

割り算の筆算の方法|大人の学び直し算数、計算のやり方解説【無料】

割り算の筆算の計算手順|筆算の仕組みを子どもに教える方法を紹介|小学校算数のわかりやすい教え方

この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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