日本ならではのクリスマスのネタ3選
続いては、日本独自のクリスマスのネタを3つご紹介します。クリスマスはヨーロッパで始まったものですが、今は世界中に広がり、その土地ならではの行事になっています。私たちが住む日本のクリスマスを学んでいきましょう!
日本に実在するサンタクロース
先ほどご紹介したグリーンランド国際サンタクロース協会に、日本人のサンタクロースが1人だけ存在します。名前は、パラダイス山元さんです。
パラダイス山元さんは、1998年に公認サンタクロース試験に合格し、史上最年少の35歳で公認サンタクロースになりました。それ以来、毎年7月にデンマークで行われる「世界サンタクロース会議」に出席し、さまざまなイベントを行っています。
また、熊本県天草市では、過去に3回、世界中の公認サンタクロースが集まるイベントが行われています。
クリスマスケーキを広めたのは不二家?
日本では、クリスマスと言えばケーキというほどに浸透していますが、これは日本独自の風習です。そして、そこには不二家の存在がありました。
始まりは1910(明治43)年、不二家の創業者・藤井林右衛門が12月にクリスマスケーキを発売したことです。なじみのない食べ物だったためになかなか売れませんが、昭和になり戦争が終わると、欧米文化が入ってきて、不二家のクリスマスケーキが広がっていきます。
なお、クリスマスケーキの定番であるショートケーキも不二家が1922(大正11)年に初めて売り出したとされています。
クリスマスにチキンは日本だけ?
クリスマスケーキと同じく、クリスマスの定番の食べ物と言えば「チキン」です。しかし、これも日本独自の風習のようです。実は、クリスマスにチキンを食べるという風習を定着させたのは、ケンタッキー・フライド・チキンなのです。
1974年にケンタッキーが始めた「クリスマスにはケンタッキー」は、アメリカ文化が流行していた時代の後押しもあって民衆に受け入れられ、特別なご馳走として食卓を飾ることになりました。
まとめ
毎年何気なくお祝いしているクリスマスですが、調べてみると意外な事実や、海外と日本の違いなど、知らなかったことがたくさんあります。家族みんなでテーブルを囲むクリスマスに、クリスマスの話で盛り上がってみてはいかがでしょうか? きっと、好奇心旺盛な子供たちは、身を乗り出して参加してくるはずです!
参考
子どもとの会話のネタになる「クリスマスの雑学」あれこれ|ウーマンエキサイト
サンタクロースの基礎知識|サンタクロース村オフィシャルサイト