子供と盛り上がるためのクリスマス豆知識10個!海外にまつわるあれこれも - cocoiro(ココイロ) - Page 2

サンタにまつわる豆知識4つ

次は、サンタにまつわる豆知識を4つご紹介します。謎に満ちたサンタを知るのはちょっと怖いような気もしますが、知ればもっと好きになるはずです。

サンタの服はどうして赤と白?

赤い服にブーツを履いて、黒のベルトを締め、白いひげをたくわえた笑顔の太っちょの老人というサンタのイメージができたのは、19世紀になってからだと言われています。それまでは、サンタ像は現代ほど統一されていなかったようです。

サンタのモデルになった聖ニコラウスが、白いローブに赤いマントと赤い帽子を被っていたことが影響してサンタの服が赤と白になったと言われています。

どうして靴下を用意するのか?

クリスマスに暖炉の前や枕元に靴下を用意しておくことで、サンタがプレゼントを入れていってくれると考えられています。これは、サンタのモデルになった聖ニコラウスが由来しています。

聖ニコラウスは、庶民に人気のある聖人でした。あるとき、生活が貧しいあまり娘3人を身売りに出さなければならない家族のことを知ります。そこで聖ニコラウスは、夜中にその貧しい家を訪れ、気づかれないように窓から金貨を放り投げたのです。それが、たまたま干してあった靴下の中に入りました。そして、この金貨のおかげで娘たちは身売りを免れました。

このストーリーが由来となり、現在でも靴下を用意してサンタにプレゼントをもらえるように準備しているのです。

サンタは実在するのか?

子供から大人になる過程でサンタはいないと知って、悲しんだ方は多いのではないでしょうか? 実は、サンタは存在します。ヨーロッパのグリーンランドに「グリーンランド国際サンタクロース協会」という組織があります。

ここには、約120人(2013年時点)の公認サンタクロースが所属しています。公認サンタクロースになるには、体重が120kgであることや結婚して子供がいることなどが条件で、サンタクロースになるための試験に合格する必要があります。

公認サンタクロースたちは世界中にちらばっており、その中の1人が日本に存在しています。公認サンタクロースたちは、クリスマスを家族と一緒に過ごすことができない福祉施設の子供たちを訪問したり、夏にデンマークで行われるサンタクロース会議に参加したりしています。

参照

サンタさんのひみつ|にっぽんのサンタさん

サンタのトナカイは何頭いる?

『赤鼻のトナカイ』の歌をご存じでしょうか? 赤鼻のトナカイは、世界恐慌の余波がまだ残る1939年に生まれた詩がきっかけになっています。それまでサンタのソリを引くトナカイは8頭でしたが、この赤鼻のトナカイが加わることで9頭になりました。

トナカイは省略されることが多いので1頭や2頭で描かれていることも多いですが、本来は9頭存在しています。また、9頭すべてのトナカイに名前があります。

サンタクロースのトナカイのことをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照下さい。

クリスマスにはなぜトナカイ?赤鼻のトナカイのひみつと公認サンタもご紹介

海外のクリスマスの過ごし方

最後は、アメリカとオランダ、ドイツのクリスマスの過ごし方をご紹介します。日本では、カップルのイベントという雰囲気がありますが、ヨーロッパ諸国では家族で過ごすのがクリスマスの定番のようです。

家族で過ごすアメリカのクリスマス

アメリカは多民族国家ですが、キリスト教徒が多くを占めています。そのためクリスマス文化は根強く、ニューヨークのロックフェラーセンターに出現する25mの巨大クリスマスツリーは世界的に有名です。

そんなアメリカでは、家族とクリスマスを過ごすのが一般的です。恋人がいる場合は、家族とのクリスマスパーティに同席することもあるようです。ハロウィンが終わると街はクリスマス一色になり、1月ごろまで余韻が残っています。

クリスマスが2回ある?オランダのクリスマス

オランダには、サンタクロースとは違う、シンタクラースがいます。シンタクラースは、サンタクロースのモデルになった聖ニコラウスのオランダ語読みです。

シンタクラースは、11月の第2土曜日にスペインからオランダのどこかに船でやってきます。そして、聖ニコラウスの命日である12月6日までオランダ中の都市を回り、子供たちにプレゼントを渡してくれます。オランダの子供たちはクリスマスが2回あるようなもので、うらやましいです。

クリスマスマーケットが有名!ドイツのクリスマス

ドイツは、世界最大のクリスマスマーケットや世界最古のクリスマスマーケットが開かれる国です。東ドイツにあるドレスデンでは、1434年からクリスマスマーケットを開催しており、世界最古のクリスマスマーケットと言われています。

また、ニュルンベルクの大聖堂の前にお店がびっしりと並ぶクリスマスマーケットは世界一有名と言われています。そして、シュトゥットガルトには世界最大のクリスマスマーケットがあります。このほかにも、ベルリン、ミュンヘン、フランクフルトなど、ドイツ全土で盛大なクリスマスマーケットが開催されています。多くは11月後半に始まり、クリスマス前には終わります。クリスマス前日から当日は家族で過ごすのが一般的であることが、マーケットの開催時期からも分かります。

まとめ

子供のころは誰しもが待ち遠しかったクリスマスですが、意外と知らないことが多かったのではないでしょうか? クリスマスの豆知識を知ることで、クリスマスがより身近に感じられるはずです。お子さんと一緒にクリスマスの飾りつけをしながら、クリスマスの豆知識で盛り上がりましょう!

参考

パーティーで誰かに教えたい、クリスマスのトリビア豆知識|GOTCHA!

クリスマス豆知識|知ってると得するかもしれない?!クリスマストリビア|Catherine Cottage

もうすぐクリスマス「クリスマスとは?に答える豆知識10選」|LOVEGREEN

世界のクリスマスの過ごし方|地球の歩き方

この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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