受け身から主体的に、「集中力」の質の変化
文部科学省が2017年2月に発表した学習指導要領改訂案では、知識習得が中心の受け身の学習ではなく、討論や発表などを通した「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)による授業改善を打ち出しました。
出典:文部科学省 学習指導要領改訂案
アクティブ・ラーニングとは?これからの社会で子供に必要な5つの力
人口知能(AI)の進化で、今後、数十年で半数近くの仕事が自動化される可能性が予測される時代です。知識の暗記・再生といったこれまでの力から、社会の変化に対応できる思考・判断ができる力を養っていけるよう、集中して取り組むべき内容も変化しています。
「集中力」は遊びを通じて身に着けよう
「集中力を高める」というと机にかじりついて勉強する、という姿を想像する方もいるでしょう。しかし小学生に上がったばかりの子供にとって、勉強は「楽しい」と感じられなければ集中力を高めることに繋がりません。
ですので、まずは子供の興味・関心のある楽しいこと、つまり遊びを通じて集中力を高めていきましょう。
例えば、ブロックが好きな子供であれば「このブロックで新幹線ロボットを、何分で作れるかな? 」と声をかけてみましょう。子供は、できるだけ早く完成させようと思い、集中して取り組みます。そして、きちんと達成できたら、しっかりとほめてあげることで、楽しい雰囲気を作っていきましょう。
まとめ:パパママの存在は不可欠
日常生活や遊びを通じて集中力を高めるためには、何といってもパパママの存在が不可欠です。いくら集中力を高める遊びをさせていても、子供をほったらかしにしてしまえば、楽しいと思う気持ちも減ってしまうでしょうし、集中して取り組むこともないかもしれません。
親子の絆を深めながら、パパママが参加しながら、子供の集中力を養っていきましょう。