毎日の食事が脳を育てる!育脳に必要な栄養素とは? - cocoiro(ココイロ) - Page 3

おすすめレシピ本

最近は育脳をテーマにしたレシピ本も多数出版されています。そのなかでも、子供向けの育脳レシピを掲載した本をご紹介します。毎日の献立作りにぜひ役立ててください。

頭のいい子が育つ 育脳レシピ

著者の小山浩子氏は管理栄養士で、子供を持つ母親向けに食育講座なども開催されています。こちらのレシピ本では、「主食」「大きいおかず」「小さいおかず」「スープ」「おやつ」とカテゴリ別に育脳レシピが紹介されており、毎日の献立作りに取り入れやすい内容になっています。

脳を育てる! 子供のためのブレインフード&レシピ71

医学博士であり、「くぼたのうけん」の顧問でもある久保田競氏監修の育脳レシピ本です。「卵」「大豆」「魚」など、食材別にレシピが紹介されています。レシチンに含まれるコリンという栄養素に注目し、各レシピにコリンの量が記載されているのが特徴です。

食事を取るときのポイント

1日3食きちんと取る

食事を取るときにもっとも大切なのは、1日3食きちんと食べることです。特に朝食を抜いてしまうと、脳を動かすエネルギーが補給されず、ぼんやりしたり眠くなることがあります。また、朝食を取る習慣のある子とない子で、学力に差があることも指摘されています。1日の始まりはしっかりと栄養を取り、脳を目覚めさせましょう。

バランス良く食べる

脳に良いからといって、特定の食べ物や栄養素だけに偏っては、育脳効果は発揮されません。栄養素は組み合わせにより、それぞれの効果を高めることができます。さまざまな食材をバランス良く食べ、効率良く栄養を摂取できるようにしましょう。

良くかんで食べる

咀嚼は脳の血流を増やし、活性化させる効果があります。子供のかむ力を養うためにも、やわらかい食べ物ばかりではなく、かみごたえのある食材を取り入れていきましょう。ゴボウなど食物繊維の多い野菜や、豆類などがおすすめです。また、食材を少し大きめに切ることで、かむ回数を増やすことができます。

おやつは第4の食事

子供は1回の食事量が少ないため、1日3回の食事では十分な栄養を取ることができません。そのため、第4の食事であるおやつで足りない栄養を補いましょう。おにぎりやさつまいもなどブドウ糖を補給できるもの、プリンなど卵や牛乳を使ったもの、そのほか大豆や小魚が入ったおやつもおすすめです。

まとめ:親子で楽しく食事を取ろう

育脳に良い栄養素をご紹介してきましたが、せっかく作ったのに子供が食べてくれないこともあるでしょう。最初から全部食べさせようとするのではなく、まずは楽しい食卓をつくることを心掛けましょう。それには家族そろって会話を楽しみながら食事をすることが大切です。子供に簡単な料理のお手伝いをしてもらうのも、食事に興味を持つきっかけになります。親子で食事を楽しみながら、毎日のごはんで脳を育てていきましょう。

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cocoiro編集部

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