保育園・幼稚園で年中行事を行うねらい
各家庭で違いはありますが、あまり形式にはこだわらないという人でも、子供の行事はきちんとやりたいと考える人は多いようです。家庭で行事をするかどうかにはそれぞれ違いがあるものの、子供が保育園や幼稚園に行くと、必ず年中行事を行います。これにも理由があって、子供にとってメリットとなることが多いです。
季節感を大切にする
保育園や幼稚園では、毎年必ず年中行事を行います。行事は季節ごとに違いますが、行事をすることによって季節感を味わうことができます。小さい子供でも季節の移り変わりは感じているので、年中行事を通して四季の移り変わりや、季節感を大切にするという気持ちが芽生えます。
行事の準備をする先生は大変なことも多いですが、子供にとっては友達と一緒の行事は楽しいイベントですし、親も一緒に参加するような場合はいっそううれしいでしょう。
日本ならではの伝統を経験する
年中行事のほとんどは、日本ならではの伝統です。子供に伝統を理解するのは難しくても、成長してから思い出に残りますし、伝統行事を経験していれば自分が親になったときにも行事の大切さを子供に教えてあげられます。保育園や幼稚園を卒業しても、年中行事は続くので幼いときの経験は貴重な記憶として残ります。
工作・お絵描きを楽しめる
年中行事では子供たちが工作やお絵描きをします。行事の意味は理解できなくても、いつもとは違う、お祭りのような雰囲気の中で過ごすのは、子供にとってもワクワクして楽しい日になるでしょう。行事の日に作った工作や、頑張って描いた絵は家に持って帰り飾っておけるので記憶に残りやすくなります。
子供たちの成長を促す
幼い頃に日本の伝統行事を経験しておくと、大きくなってからも行事に抵抗がありません。日本ならではのしきたりもありますし、行事を大切に思う気持ちを持てるのは子供にとってもメリットです。成長する過程で貴重な経験をすることで、子供の想像力やコミュニケーション能力を高めることにも役立ちます。