80年代の不良がいまおしゃれ?おすすめヤンキーファッション! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

ポイントは眉毛

顔の中で最も特徴的なのが眉毛です。ヤンキーは眉毛を抜いたり剃ったりして、極限まで細く、上向きに整えます。そうすることで近寄りがたい威圧的な印象を作り上げたのです。

女子の髪型は聖子ちゃんカットが主流

80年代の女の子の多くが「聖子ちゃんカット」でした。パーマをかけたり、ドライヤーでクセを付けるなどして、ふんわりした毛の流れを作り出していました。

服装:制服は丈や幅を変えるのが基本

長すぎるor短すぎる変形学生服

80年代中盤から大いに流行したのが変形学生服でした。膝までの長さの「長ラン」、逆にウエストより高い位置までしかない「短ラン」といった上着に、「ボンタン」と呼ばれる極端に太いズボンがいいとされていました。

変形学生服は、現在ではほとんど見かけませんが、当時はツッパリ以外の一般学生もファッションとして身につけるほどの人気でした。

ブレザーの学校では、ネクタイを細く加工したり、ワイシャツやネクタイを着用せずにタートルネックに上着といったスタイルで、真面目な学生とは一線を画していました。

女子の制服はスカートの長さがポイント

スケバンのイメージ通り、引きずるほどに長いスカートが流行していました。スカート丈は長いほど「不良度」がアップし、逆にセーラー服の丈はどんどん短くなっていきました。

参考

昭和の「スケバン」文化を語ろう!女番長はある種の最先端だった(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社

学生カバンはできるだけ薄く

当時は男女とも学生カバンは徹底的に薄くするのがおしゃれとされました。教科書などが入った学生カバンは「ダサい」とされ「ブタカバン」とバカにされていたため、ヤンキーだけでなく一般の学生も、学生カバンをお湯につけて底を外し、マチの部分を縫いつけたり、電話帳などをのせてつぶしたりといった作業をして、カバンを薄くしていました。

男女とも私服はカジュアルが中心

私服は、アロハシャツ、甚平、ジャージなど、着心地はカジュアルながら、見た目には不良感のあるスタイルが好まれました。

また丈の長い上着に刺繍で「夜露死苦」などさまざまな言葉を記した「特攻服」は暴走族系のヤンキーに特に人気がありました。

参考

特攻服から見える不良ファッションの思想と歴史 | 日刊SPA! : 

80年代ヤンキーの流行アイテム

かわいすぎるヤンキー「なめ猫」が人気

現在も猫ブームですが、80年代には「なめ猫」が大旋風を巻き起こしました。ヤンキーや暴走族の衣装を着た子猫で、グッズには「死ぬまで有効」「なめられたら無効」などと書かれた免許証カードなどがありました。

ブームは2年ほどで終了しましたが、2006年には東京都の暴走族追放強化月間のポスターに採用されて復活を遂げました。

参考

なめ猫について – なめ猫~なめんなよ~公式Webサイト