小学校2年生算数の難関「繰り下がりのある引き算」の筆算の解き方! - cocoiro(ココイロ) - Page 3

教えるときのポイント

最後に、引き算の筆算を教えるときのポイントを3つご紹介します。子供は、つまづいている時点で苦手意識を持っている可能性が高いです。だからこそ、「できる」という体験をたくさん重ねることが大切です。また、勉強に取り掛かるハードルを下げるために、遊びの要素を加えると楽しみながら勉強をすることができます。

遊びの要素を加えて教える

例えば、引き算を理解してもらう段階で、クッキーやキャンディーを使ったとします。その使ったものは、実際に問題が解けたらあげるというゲーム要素を加えると、子供のモチベーションは一気に上がります。

また、一緒にクッキーを作るところからやるのもいいかもしれません。時間と手間はかかりますが、クッキー作りから始めるとなったら子供はワクワクしますし、自分のこととしてより真剣に問題を考えるようにもなってくれるはずです。

スモールステップで解けたという経験を積ませる

つまづいている問題をやるときは、「確実にできる」ところから少しずつステップアップすることが大切です。今回の記事では、2桁の数字同士の筆算と3桁の数字同士の筆算というふうにかなり大きく分けましたが、九九で苦手な段があるように、繰り下がりをする数字によっては苦手なところがあることも当然ながらあります。

一歩一歩階段を登るイメージで、焦らずに「できる」という経験を積ませてあげましょう。「できる」経験を積むことで、自己肯定感を高めることになります。時間と手間がかかると思うかもしれませんが、子供の将来を長い目で見たときには、メリットの方が大きくなるはずです。

普段の生活から引き算のある場面を体験させる

「引き算」をする場面は、普段の生活の中にたくさんあります。特に買い物は、引き算の練習の絶好の機会です。子供が買いたいものを買うときは、実際にお金を渡して、自分で買える範囲のものを買わせるのも引き算の実践的な練習になります。間違えてもいいので、普段の生活で引き算を活用する場面を意識的に作ってあげてください。

まとめ

繰り下がりのある引き算の筆算は、小学校高学年になっても間違えることがあります。つまり、何かしらつまづく要素があるということです。だからこそ、いまお子さんが何が分からないのか? 何を考えているか? という困っている様子をきちんと把握して、寄り添いながら解決してあげてください。

また、学校の先生によっては教え方が違うので、事前に学校の先生のやり方を確認してから教えてあげると、子供は混乱しないで受け取ることができるでしょう。

参考

引き算の筆算のしくみ|YouTube

引き算の筆算の計算手順|繰り下がりの仕組みを子どもに教える画期的な方法を紹介|小学校算数のわかりやすい教え方

小学2年生の算数 【筆算】引き算(100まで) 練習問題プリント|ちびむすドリル

小学2年生で習う繰り下がりがある引き算の筆算の書き方や教え方のポイントは?|みけねこ小学校

子供が5分でマスターする!繰り下がりのある引き算の教え方|かちロジー

引き算の教え方は?小学生でもわかるコツを知って理解してもらおう!|teracoya

この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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