小学校2年生算数の難関「繰り下がりのある引き算」の筆算の解き方! - cocoiro(ココイロ)

小学校1年生で始めて触れる引き算。1年生で習うのは、1桁の数字の計算です。これが2桁になると繰り上がりや繰り下がりが出てくるので、筆算を習うようになります。ただ、この繰り下がりがある引き算の筆算でつまづいてしまう子供はとても多いです。そこで、今回の記事では、繰り下がりのある引き算の筆算の解き方を分かりやすく解説します。ぜひ、お子さんと一緒に実践してみてください。

引き算を教える

まずは、引き算というのは、どのような計算なのかを理解してもらうことから始めましょう。

物を使って計算してみる

日常生活の中で引き算はよく使われています。なので、言葉で説明するよりも、実際に物を使って引き算の意味を体感してもらった方がいいでしょう。

どんなものを使うかですが、学校の教科書でもよく出てくるキャンディーやクッキーなどがおすすめです。サイズも小さくて、すぐに手に入れることができますし、食べながら勉強することができるので手軽にできて、子供にとってもうれしい「物」です。

例えば、子供が好きなキャンディーを5つ用意して、1つ子供にあげましょう。そこで、「5つあったキャンディーを1つあげると、残りはいくつになる?」と聞いてみるのです。そうすれば、視覚的にあと4つ残っていることが分かります。

こうして、徐々に数を増やしていき、引き算に慣れていくようにします。そうすると、「引く」ということは、「減る」ということであると実体験として理解することができます。

さくらんぼ計算を教える

「引く」ことが「減る」ことだと分かってきたら、2桁の数字から1桁の数字を引く練習をしていきましょう。これには、さくらんぼ計算がおすすめです。

さくらんぼ計算とは、2桁の数字を計算しやすいように十の位と一の位に分けて書く方法です。さくらんぼのような形になるので、さくらんぼ計算と言います。

上の例でいえば、15-9は難しいと感じても、10-9はそんなに難しくありません。そして、10-9=1の「1」と「5」を足せば、「6」という答えが出てきます。さくらんぼ計算は、答えが求めやすくなりますし、筆算で使う繰り下がりの考え方の素地もできていきます。

しかし、逆に分かりづらいというお子さんもいますので、お子さんが納得するようであれば活用する程度で、あまり固執しないのがポイントです!