引き算の上手な教え方とは?
引き算を子供に教えるときには、どのような教え方が良いのでしょうか? ここでは、引き算の上手な教え方のポイントをご紹介します。
引き算への興味を引き出そう
小学校に入学してまず最初に教えられるのが、足し算です。いくつ足すと10になるかなどの勉強をようやく覚えたと思ったら、新たに引き算に取り組むことになります。「足していくつ」という方法はすんなり理解できた子供でも、「引いたらいくつ」という感覚がつかめないことがあります。
どんな勉強でも、興味がなければ真剣に取り組むことは難しくなります。まずは、引き算に対する興味を持たせてあげられるようにしてあげましょう。
- いくつ食べた
- 何人か帰った
- 何個かあげた
など、分かりやすい例を挙げて引き算の仕組みを教えてあげましょう。「引く」ということはどういうことなのかが理解できると、子供は次のステップに進みやすくなります。
積木・おはじきなど「物」を使ってみよう
ただ紙の上で計算をするよりも、実際に目で見ると理解しやすいということがあります。小学校で使う算数セットはその最たるものと考えて良いでしょう。積木やブロック・おはじきなどを使って、「引く」という感覚を覚えてもらうことが肝心です。
頭の中で考えるよりも、「物」を使って視覚化することで分かりやすくなるので、実際の問題も、「物」を使って教えてあげましょう。「10-3=7」という数式だけ見せられるよりも、「10個の積木から3個取って、残りはいくつ」と実際にやってみると、子供は7という答えにたどり着きやすくなります。
ひっ算の教え方を工夫しよう
引き算の中でも多くの子供がぶつかる壁は、「繰り下がりのある引き算」です。
例えば13-7という問題に取り組むとき、まず理解に苦しむのは「3から7は引けないから、10の位から10を借りてくる」という考え方です。しかしこの考え方も、ひっ算ができるととても楽に理解することができます。小学校でも、ひっ算の単元では以下の点を時間をかけて指導してくれます。
- 1の位を揃えて書く
- +・-を忘れずに書く
- 定規を使って書く
- 10借りてきたら、借りてきた10と引いた10を書く
中には、「自分達のころと違った教え方をしている」という保護者の方もいるかもしれません。学校でどのように教わったのかを確認してから、ひっ算ができるように挑戦してみましょう。