絶対音感が原因で困っているときの解決策とは?
音に過敏に反応して疲れる:イヤホンや耳栓を使う
絶対音感があると音に過敏に反応して疲れることがあります。例えば、地下鉄に乗ったときの音(ゴー、キーなど)が不快な音階に聞こえたり、エアコンなどの機械音が不協和音に聞こえてつらいと感じることもあります。
そのような場合はイヤホンの使用がおすすめです。イヤホンで音楽などを聞けばそれに集中できるので、ほかの音が気になりにくくなります。イヤホンに周りの音を軽減してくれる「ノイズキャンセリング機能」が付いているとなお良いでしょう。雑音の軽減にも効果があります。
また長時間のフライトや、旅行などで行ったことのない場所に行くときの雑音対策に耳栓も有効です。周囲の音に耐えられなくなったら音自体を遮断できるので、便利に使えるでしょう。
音感が良すぎて音楽を楽しめない:楽器から離れてみる
絶対音感があると、音感が良すぎて音楽を楽しめなくなることがあります。そのような場合は楽器演奏をやめるなどして正確な音程に触れる機会を減らすと、絶対音感の感度が下がることがあります。
絶対音感の感度が下がると、生活していて気になる音にも過敏に反応しなくなったり、今まで音程が気になって聞けなかった歌手の歌が聞けるようになったりと、嬉しい効果があります。絶対音感が高すぎて生活や音楽を楽しめない方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
終わりに
当記事では絶対音感について詳しくご紹介しました。かっこいい! 才能がある! と思われることが多い絶対音感を持つ人は、音感が良すぎるせいで日常生活で苦労することも多いようです。しかし、必要な対策をとることでその苦労を感じにくくすることができます。また、音楽を楽しむ場面では絶対音感を使って有意義に過ごすことも可能です。
絶対音感はデメリットが多いと言われますが、ほかの人から見れば特権であることも事実でしょう。絶対音感を持つ人は、その能力とうまくつき合いながら、ぜひ音楽を楽しんでみてください。
参考
どう養う?絶対音感と相対音感を身につけるために| 一般社団法人 絶対音感コーチ学会
絶対音感持ちが地下鉄でやった騒音対策!音に敏感な方に。|てむたむ
意外な事実?!絶対音感の7つのデメリットとは? | ミュージックプラネットブログ
絶対音感を持ちの人物は日常生活がどのように映っているのか? | ミュージックプラネットブログ