スクラッチを使う時の注意点
スクラッチを使う時にはいくつかの注意が必要です。しっかりと念頭において楽しく使いこなせるようにしましょう。
注意1:Internet Explorer非対応!環境は大丈夫?
スクラッチの動作推奨環境がスクラッチのサイトに掲載されています。
デスクトップ
- Chrome (バージョン63以上)
- Edge (バージョン15以上)
- Firefox (バージョン57以上)
- Safari (バージョン11以上)
- Internet Explorerはサポートされていません。
タブレット
- Mobile Chrome (バージョン63以上)
- Mobile Safari (バージョン11以上)
(引用元:よくある質問と答え(FAQ)Scratchの動作推奨環境は?|Scratch)
Internet Explorerの今後について、マイクロソフトでは次のように述べています。
現在の Web アプリケーションが古いブラウザーである Internet Explorer 固有の機能に依存している状態であれば、そうした依存性を無くし、最新のブラウザーである Microsoft Edge で閲覧できるように見直していただくことを、今からご検討いただくようお伝えをしていく
(引用元:Japan IE Support Team Blog Internet Explorer の今後について|Microsoft TechNet)
つまりInternet Explorerは古い技術となってしまったのです。そのため、さまざまな最新技術を利用して実現されているコンテンツではInternet Explorerがサポートされなくなってきています。
万が一、スクラッチの利用環境が整わない場合は、ダウンロード型のオフライン版「Scratchデスクトップ」をインストールしてプログラムの作成ができます。
参考
注意2:参加当初は使用制限がある
スクラッチアカウントを作成すると「ニュースクラッチャー」(New Scratcher)としてユーザー登録されます。ニュースクラッチャーには、次のような制限が設けられています。
- クラウド変数を作成・使用できない
- フォーラムのトピックを閉じる機能が使用できない
- フォーラムに投稿した後、再投稿までに120秒待つ必要がある
- フォーラムでの画像投稿ができない
- コメント後に30秒待機しなければいけない
- フォーラムでクリックができるリンクを投稿できない
(引用元:Scratcher(スクラッチャー)になる方法とScratcherを目指したほうがいい理由|スクラッチプログラミング入門)
これらは、スクラッチコミュニティ―での荒らし行為を防止するための措置として設けられました。
これらの制限を解除するには、「スクラッチャー」(Scratcher)としてスクラッチチームから招待を受ける必要があります。スクラッチャーになる条件は明示されていませんが、スクラッチコミュニティーサイトでの貢献や一定時間のスクラッチ操作などが考慮されていると考えられています。
参考
Scratcher(スクラッチャー)|スクラッチのプログラミング入門
注意3:コミュニティーのガイドラインを守る
多くの人が国や文化の壁を越えて利用しています。スクラッチのガイドラインにもプログラミングを学びたい人に制限を置かないとしています。
Scratchは、何歳であっても、どんな人種、民族であっても、能力に違いがあっても、どんな宗教を信じていても、どんな性的指向、性同一性を持っていても、すべての人々を歓迎します。
(引用元:Scratchコミュニティーのガイドライン|Scratch)
そのため、コミュニティーのルールやマナーを守り、ユーザーへの尊敬の気持ちと誠意を持って参加することが大切です。
下記参考のスクラッチコミュニティーのガイドラインを熟読し、気持ちよく利用できるよう心構えをしておきましょう。
参考